昨日は東京に帰ったばかりだったので、少し休憩しようとXを眺めていました。
東京に戻ったら久しぶりに古道具屋さんに行くかー
と思っていたこともあり、古道具屋さんの情報を調べていたのですが、、
その中で以前もお邪魔させていただいた高円寺の古道具屋さん「古道具権ノ助」のアカウントを見つけました。投稿されていた写真には、1年前に僕が訪れたときと比べて、まったくといっていいほど異なるラインナップが。店内の配置もおおよそ変わっていたので「これはいい古道具をみつけられるんじゃないか?」と思い、足を運ぶことにしました。
以前からものすごくセンスの良い古道具屋さんだなと感じていたので、ワクワクしながらいざ高円寺へ。
思いつきの行動でしたが、結構いい収穫がありました!
3つの古道具をゲット
残念ながら、まだ車がきていないので、そこまで大きなものは購入できません。店頭にはとても魅力的なリンゴ箱、木箱が並んでいて、、次は車で来ようと思いましたね。
それはさておき、今回ゲットしたのはこの3つ。
- ナショナルの製氷機
- 竹でできたうぐいす笛
- ハサミ
それぞれ購入した理由とか、モノの情報とか紹介していこうと思います。
ナショナルの製氷機
古い製氷機。店主さん曰く、40~50年ほど前にはこういうタイプのものが多かったのだそう。
金属製のトレイとプラスチック製のパーツに分かれていて、金属トレイに水を注いで上からプラスチックのパーツを被せて使う。
今の製氷機はプラスチックで一体型だから、僕は
斬新な発想!
と結構驚いてしまいました。
でも、たしかにこっちの方が使いやすいのでは?と思ったりもします。できた氷を落としやすいし、洗いやすくもあるのでね。
プラスチック部分は一部欠けていて、最初は壊れちゃっただけかなとも思いましたが、
もしかすると、使っていた人が
ここを割ればそのまま水を注げるじゃん!
というアイデアで自分で割ったのかなとも。四つ角で割れやすいことも確かなので、結局どちらかわかりませんが、使っていた人の面影がものすごく見えたので、気になって購入しました。
550円。
ちなみに、実用新案出願中と記載されています。その当時は先進的な試みだったのでしょうか?
竹でできたうぐいす笛
竹でうぐいす笛を作っている知り合いの大学教授がいて、少し見てもらいたいなと思って、購入しました。以前、教授の講義で竹のうぐいす笛を作りましたが、この古道具はその時に教わったのとまったく同じ作り方でした。
笛の部分はね。
しかし、デザイン的に作ったことはなかったので、非常に興味深いなと思って。
手作り感満点の品。古道具というよりは民芸でしょうか?
竹にはちゃんと色が塗られていて、デザイン的にきれいだなと。
目玉がついているのはさながら、竹に穴を開けて竹皮でくちばしを作る徹底ぶり。
接着はグルーガンだから、精密なつくりではありませんが…
くちばしが壊れやすいから気を付けて!
と渡されました。
箱の中はすべて100円のコーナーに入っていたので、100円で購入できました。
あとで
これどうですかね~?
と教授に聞いたところ、「これは作り悪いから、治してあげるよ~」と笛の接合部分を改造してもらいました。おかげで、元よりもいい音が出るようになりました。さすが!
ハサミ
これもまたまた、先ほど出てきた大学教授の専売特許なので、、話を聞こうと。
この人、古いハサミのコレクターであり、化学知識の化け物でもあり、火おこしの世界チャンピオンでもあるという、、なんという人だ。
何か質問すると必ず、思いもよらない話が聞けます笑
このハサミについては、本当にまったくわからなかったので、他力本願で話を。
すると、おそらく剪定ばさみだと。ただ、メーカーなどはあんまり詳しく記載されていないので、厳密なことはわからないそうです。ただ、100円でこれはいい買い物だよという話でした。
カチカチという音が結構楽しいので、楽器になるかも?
まとめ
今回購入した古道具ですが、残念ながらどれも実用的なものではありません。(かろうじてハサミだけ?)部屋に飾って楽しむ「インテリア」として使うことになりますかね。
鳩笛については完全なインテリアですが、製氷機は何か中にものを入れたりとアイデア次第では使えるかなと思います。たとえば、ミニチュアのフィギュアとか入れても面白いじゃないですか?
こうやって、本当は捨てられるものを別の角度で使い続けるというのもエコでいいですよね。いずれにせよ、捨てられる3つの命を拾ってくださった権ノ助さんには感謝の気持ちしかありません。これがなければ世の中から永遠に消滅してしまうことになっていたのですから。