ブログにスクリーンショットを載せる際に知っておきたい著作権の基礎知識

ブログにスクリーンショットを載せる際に知っておきたい著作権の基礎知識
悩める人
悩める人

ブログにスクリーンショットを載せたいけど、著作権的に大丈夫なの?
著作権違反で訴えられることってあるの?

と不安を抱えていませんか?

結論、著作権の利用には明確なルールが設けられており、そのルールを守りさえすれば、著作権違反で訴えられることはありません。

この記事では、ブログにスクリーンショットを載せる際に知っておきたい基礎知識を詳しく解説します。最後まで読めば、著作権に関する不安はなくなるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

スクリーンショット画像をブログに載せるのは著作権的に大丈夫?

ブログ記事にスクリーンショットを掲載する際に、

たけみや
たけみや

これって、著作権侵害に該当しないの?

と不安を感じることはあると思います。

まずは、スクリーンショットにまつわる著作権と、ブログで違反になるケースについて詳しくみていきましょう。

この部分を理解することで、どんなシーンでも著作権を守りながらブログが執筆できますよ。

スクリーンショットに関連する著作権

ブログのスクリーンショットを取る行為は、しばしば著作権の問題を引き起こします。

この背景には、作成者の許可なくその作品を使用することが、著作権法によって禁じられているからです。

具体的には、サイトやアプリに表示されるデザイン、文章、画像などは、作成者が著作権を持っているものが多いです。

なので、許可なくスクリーンショットをブログに掲載すると、著作権を侵害してしまう可能性があります。

しかし、例外もあります。著作権法には「フェアユース」という概念があり、教育や批評、報道の目的であれば、許可なく使用できる場合があります。

このように、ブログの著作権についてはやや複雑な知識を必要とします。

ちなみに、ブログの著作権については、「e-gov 法令検索」で詳しく記載されていますが、、

ぶっちゃけ、わざわざ覚えるのも面倒くさいですよね。

細かい内容を確認したい方は、「e-gov 法令検索」をご確認いただければと思いますが、今回この記事では「ブログで著作権違反」にならないことに焦点をあて、分かりやすく解説しますね。

ブログのスクリーンショットで著作権違反になるケース

ブログを書くときに他のサイトやブログからスクリーンショットを使いたくなることがありますよね。でも、気をつけないと著作権違反になってしまう場合があるんです。たとえば、誰かのブログ投稿や写真、グラフィックなどの画像を許可なく使うときです。

具体的には、以下のようなケースで著作権侵害になる場合があります。

  1. 許可なく画像やテキストをそのまま利用する
  2. 画像の著作者が不明でも、無断で使用する
  3. 著作権で保護されている画像を加工して使う
  4. 商用目的での使用

著作権違反になる最も一般的なケースは、誰かが作った画像やテキストを許可なくブログに貼り付けることです。

たとえば、お気に入りのアニメのキャラクターの画像を見つけて、それを自分のブログで紹介したいと思ったとしましょう。その画像を作者から直接許可を得ずに使うと、著作権違反になるのです。

ただし、著作権は「申告罪」なので、著作権保有者が目をつぶってくれていて、侵害になっていない場合もあります。さらに「著作権の例外」というものもあり、この条件に該当する場合には、侵害していたとしても、著作権侵害にはなりません。

スクリーンショットの著作権違反を避ける方法

ここまで、スクリーンショットの著作権について解説してきましたが、著作権違反を避けるにはどのようなことを意識すれば良いのでしょうか?

ここでは、スクリーンショットの著作権違反を避ける方法について詳しく説明します。

正しい引用方法を用いる

ブログにスクリーンショットを掲載するとき、著作権違反を避けることは大切ですよね。そういった問題を回避するためには、正しい引用方法を使うことが必要です。具体的には、まずスクリーンショットを撮りたいコンテンツの著作権情報を確認しましょう。そして、引用する際には、その出典を明確に記載することが大切です。

たとえば、あるウェブサイトのスクリーンショットをブログに載せたい場合、スクリーンショットの下または近くに、ウェブサイトのURLを含め、「引用:Webサイト名」と記載します。

この方法であれば、読者が元のコンテンツの出所を確認でき、著作権侵害にはなりません。なので、著作権者の権利を尊重しつつ、有益な情報を共有することができます。

また、可能であれば、ウェブサイトの運営者に直接連絡を取り、スクリーンショットの使用許可を得るのも1つの方法です。

つまり、著作権違反を避けるためには、正しい引用方法を心がけ、出典を明記すること、そして可能な限り使用許可を得ることが重要です。

どうしても不安なら著作権フリーの画像を使用した方が良い

もしスクリーンショットを使うことに関してどうしても不安が残る場合、著作権フリーの画像を使用することは大変良い選択肢です。なぜなら、著作権フリーの画像は、作成者から事前に一般への使用許可が与えられているため、安心して利用できるからです。

具体的には、PixabayやUnsplashといったウェブサイトでは、商用利用も含めて無料で使える高品質な画像が豊富に提供されています。

たとえば、ブログ記事で説明したいテーマに沿った著作権フリーの画像を探し、それを記事内で使うことで、視覚的な魅力を高めつつ、著作権の問題を完全に避けることができます。

もちろん、ブログで操作画面を公開したい場合には使えない方法ですが、画面を華やかにするために画像を使用する場合には、著作権フリーの画像を使うと良いでしょう。

ブログでスクリーンショットを扱う場合に知っておきたい媒体ごとのルール

それでは次に、ブログでスクリーンショットを扱う際の媒体ごとのルールについて詳しく解説します。

他ブログのスクリーンショット

他ブログのスクリーンショットを使用する際には、著作権に特に注意が必要です。たとえば、あるブログの記事や画像を自分のブログで紹介したいとき、直接スクリーンショットを撮って使用することは、基本的には著作権違反にあたることがあります。

なので、まずはそのブログの運営者に連絡を取り、使用許可を得ることが大切です。そして、許可を得られた場合でも、出典としてそのブログのURLや著者名を明記することが必要です。これは、情報の出所を正確に示すことで、読者が元のコンテンツを探しやすくなるからです。

もし許可が得られない場合や連絡が難しい場合は、そのブログの内容を引用して説明する方法もあります。この場合、具体的な文章を引用し、それに対する自分の考えや分析を加えることで、オリジナリティを持たせることができます。

つまり、他ブログのスクリーンショットを使用する際には、著作権の問題を避けるために、適切な許可を得る、正しい引用方法を守る、そしてオリジナリティを持たせる、というステップを踏むことが重要です。

ゲームのスクリーンショット

ゲームのスクリーンショットをブログやSNSに投稿するときも、著作権には気をつける必要があります。たとえば、あなたがとても面白いと感じたゲームの一場面を共有したいとき、直接スクリーンショットを撮って使うことは、基本的にはOKです。しかし、これには条件があって、ゲームの制作会社がスクリーンショットの共有を許可している場合に限ります。

具体的には、多くのゲーム会社では、個人的な使用やレビュー目的でのスクリーンショットの使用を許可しています。なので、ブログ記事でゲームのレビューを書く、またはゲーム内の美しい景色を紹介したいといった場合は、問題ないことが多いです。しかし、ゲームのストーリーやエンディングの大事な部分を明かしてしまうような使用は、他のプレイヤーの体験を損なう恐れがあるため、避けるべきです。

そして、スクリーンショットを使用する際には、どのゲームから取ったものかを明記し、可能であれば、ゲームの公式サイトへのリンクを含めると良いでしょう。これは、読者がそのゲームについてもっと知る手がかりを提供するためです。

また、いくつかのゲームでは、特定の方法でのみスクリーンショットの共有を許可している場合があります。なので、スクリーンショットを取る前に、そのゲームの公式ガイドラインを確認することをおすすめします。

アニメのスクリーンショット

アニメのスクリーンショットをブログやSNSに投稿することは、多くのファンにとって魅力的な方法ですが、著作権の面で注意が必要です。たとえば、あるアニメの特定のシーンがとても好きで、それを友達やフォロワーと共有したいと思ったとき、直接スクリーンショットを撮って使うことは、原則として著作権違反になりえます。なので、このような場合には、いくつかのステップを踏むことが大切です。

まず、アニメのスクリーンショットを使用する目的を明確にしましょう。たとえば、レビューや批評、教育的な内容であれば、「公正な使用」と見なされる可能性があります。これは、アニメの全体的な価値を損なうことなく、特定のシーンを分析や討論のために使用することを意味します。しかし、この「公正な使用」も国や状況によって解釈が異なるため、確実性は低いです。

もし可能であれば、アニメの製作会社に直接使用許可を求めるのも一つの方法です。許可が得られれば、安心してスクリーンショットを使用できます。また、スクリーンショットを使用する際には、必ずそのアニメのタイトルや、可能であればエピソード番号を明記し、どのアニメから取ったかを読者が分かるようにすることが大切です。

もし著作権の問題に関して不安がある場合は、公式に提供されている画像や、著作権フリーのイラストを代わりに使用することを検討しましょう。また、自分の言葉でそのシーンやアニメの魅力を語ることも、ファンとしての愛を伝える素晴らしい方法です。

つまり、アニメのスクリーンショットを使用する際には、著作権を尊重し、適切な使用許可を得るか、「公正な使用」の範囲内での活用を心がけることが重要です。

YouTubeのスクリーンショット

YouTubeのスクリーンショットを取ることについては、先にも触れたように著作権の注意が必要ですが、YouTube動画をブログやウェブサイトに埋め込むことに関しては、YouTube自体がこの機能を提供しており、動画制作者が埋め込みを許可している動画であれば、基本的にはOKです。この埋め込み機能は、YouTube動画の下にある「共有」ボタンからアクセスでき、提供されたコードをコピーして、自分のサイトに貼り付けることで使用できます。

たとえば、教育的な内容を扱うブログで特定のトピックについて説明している場合、そのトピックを解説するYouTube動画を埋め込むことは、読者にとって非常に有益な情報源となります。

SNSのスクリーンショット

SNSのスクリーンショットを取る場合も、著作権やプライバシーの観点から注意が必要です。特に、個人の投稿や写真を共有する際には、その内容が公開されているものであっても、投稿者の許可を得ることが大切です。なぜなら、SNS上で公開されている情報でも、その著作権は投稿者に帰属しているからです。

たとえば、あなたがTwitterやInstagramで特に興味深い投稿を見つけ、それをブログや他のSNSで共有したい場合、以下のステップを踏むことをおすすめします:

  1. 許可を得る: まず、そのスクリーンショットを取りたい投稿の作者に直接連絡を取り、共有する許可を求めます。これは、DM(ダイレクトメッセージ)などを通じて行うことができます。
  2. クレジットを表示: 許可を得たら、スクリーンショットと共に投稿者の名前やアカウントを明記し、適切なクレジットを表示します。これは、元のコンテンツの作者への敬意を示すためです。
  3. 埋め込みを利用: 可能であれば、SNSの投稿を直接ブログに埋め込む方法も考慮しましょう。XやInstagramでは、投稿を埋め込むためのコードを提供しており、これを使うことで、著作権やプライバシーのリスクをさらに減らすことができます。

また、他人のプライバシーを尊重する観点から、個人が特定できる情報(たとえば、顔写真や個人名)が含まれるスクリーンショットを公開する場合は、特に慎重に行動する必要があります。なので、公の場で共有する前に、そのような情報をぼかすなどして保護することも重要です。

ちなみに、代表的なSNSとしてXではスクリーンショットの活用が認められていますが、Instagramでは全ての場合で著作者に許可を得なければならないとされているので、注意が必要です。

アプリのスクリーンショット

ブログでアプリのスクリーンショットを使うのは、読者に具体的なイメージを提供できる素晴らしい方法です。しかし、アプリごとにルールがあるため、気をつける必要があります。たとえば、ゲームやソフトウェアのスクリーンショットをブログで共有する場合、そのアプリの利用規約をチェックしましょう。なぜなら、著作権に関する規定があり、許可なく使用すると問題になることがあるからです。

具体的には、多くのアプリ開発者はプレスキットを提供しており、ブログや記事で使える画像やロゴ、情報が含まれています。そういった資料を活用することで、安心してスクリーンショットをブログに掲載できます。そして、もしプレスキットが見つからない場合は、開発者に直接許可を求めるのも一つの方法です。

また、スクリーンショットをブログに載せる際は、画像の説明や、どのようなコンテキストで使っているかを明確にすることが重要です。つまり、ただ画像を掲載するのではなく、その画像をブログ上で使わなけれなならないのかを読者に伝えることが大切です。

そうすることで、著作物を適切に利用していることを示せるので、著作権侵害になる心配はありません。

常に著作権に注意を払いながら、クリエイティブなブログを作成していきましょう。

海外サイトのスクリーンショット

まず、著作権に国境はありません。そのため、日本サイトの著作を引用する時と全く同じルールでスクリーンショットを使えます。しかし、ブログによってはスクリーンショットを禁止していることもあるので、サイトに掲載されている「利用規約」や「FAQ」セクションを確認しましょう。

そこには、コンテンツの使用に関するガイドラインが記載されていることが多いです。また、スクリーンショットの使用目的を明確にし、教育的または情報提供的なコンテキストで使用することで、著作権法の「フェアユース」原則に則ることができます。

スクリーンショットの著作権にまつわるQ&A

最後に、スクリーンショットの著作権にまつわるQ&Aを4つ紹介します。

スクリーンショットを加工しても大丈夫?

スクリーンショットを加工することは、場合によっては問題になることがあります。なぜなら、オリジナルのコンテンツを変更する行為は、著作権者の許可が必要になるからです。

たとえば、ゲームの画面やアプリの操作画面をブログに載せる際に、色を変えたり、一部を切り取ったりする場合、その変更がオリジナルの作品の「表現」を損なう可能性があります。

具体的には、著作権者から許可を得ていない加工は避け、公式に許可された範囲内での使用を心がけましょう。

ただし、スクリーンショットを見やすくするため、画像サイズの変更を行うことは可能です。

スクリーンショットの許可を取る必要はあるの?

スクリーンショットの使用について許可を取る必要があるかどうかは、そのスクリーンショットがどのようなコンテンツを含んでいるか、またどのように使われるかによります。

たとえば、著作権で保護されているゲームやアプリ、ウェブサイトのスクリーンショットをブログや記事で公開する場合、原則としては著作権者からの許可が必要です。

なぜなら、これらのコンテンツは作者の創造的な努力の結果であり、その使用は著作権法によって規制されているからです。しかし、教育目的や批評、報道など、一定の条件下での使用は許可なしで可能なケースもあります。つまり、安全を期すならば、使用前に許可を確認することが推奨されます。

とはいえ、多くのブログ・アプリ・ゲームなどはスクリーンショットを許可しているので、その場合は特に許可を得なくても大丈夫です。

著作権違反に該当した場合の罰則は?

著作権違反に該当した場合の罰則は、違反の程度や国の法律によって異なりますが、一般的には金銭的な損害賠償請求や、最悪の場合は刑事訴追に発展することもあります。

たとえば、無許可で著作権で保護された作品を使用し、その結果として著作権者に損害を与えた場合、著作権者は損害賠償を請求することができます。

具体的には、使用した作品によって生じた収益の返還や、損害の大きさに応じた賠償金が求められることがあります。

そして、著作権違反が悪質と判断された場合には、罰金や、稀にですが、投獄されることもあります。なので、著作権については十分に注意し、必要な許可を取るなど、適切に対応することが重要です。

自分の画像が無断でスクリーンショットされているけど、どうすればいいの?

自分の画像が無断でスクリーンショットされて使用されている場合、いくつかの対応策があります。まず、画像が掲載されているウェブサイトやSNSの運営者に連絡を取り、画像の削除を依頼しましょう。多くのプラットフォームは、著作権違反やプライバシーの侵害に対するポリシーを持っており、違反が認められれば画像を削除してくれるでしょう。

次に、直接、画像を無断使用している人物に対しても、画像の削除や使用停止を求める連絡をすることが有効です。このとき、可能ならば書面での通知を行い、そのコピーを保持しておくと良いでしょう。

また、それでも画像が削除されない場合は、法的措置を検討する必要があります。弁護士に相談し、著作権侵害や名誉毀損、プライバシーの侵害に関するアドバイスを受けましょう。法的措置には時間と費用がかかることがありますが、自分の権利を守るためには必要なステップです。

まとめ

スクリーンショットを利用する際には、著作権法やその他の法的規定を尊重することが極めて重要です。許可を得る、正確に引用する、オリジナリティを持たせるなどのステップを踏むことで、問題を避けることができます。

また、特定の目的での使用(教育、批評など)は「公正な使用」の範囲に含まれる可能性がありますが、これは国や状況により解釈が異なります。

なので、安全を期すためには、事前に許可を得ることがベストです。著作権違反は重大な結果を引き起こす可能性があるため、引用元を正しく示すなど、著作権を守りつつクリエイティブなブログを書きましょう。