iPadをより快適に使いたい場合に欠かせないデバイスが「Apple Pencil」です。文字を書くスタイラスペンとして、もしくは情報収集の速度を高めるポインティングデバイスとしても使える優れものです。しかも、2世代のApple Pencilなら、対応するiPadに磁石でくっつけておくだけで、充電されるためすごく使い勝手も良いですよね。
しかし、Apple Pencilって高いですよね。第2世代の現在価格は19,880円(税込)。紙と鉛筆なら100円ほどで済むところを、約2万円なんて馬鹿らしい、、と購入をためらう方も多いはずです。
実際、僕自身はApple Pencilの2世代を購入しましたが、
あんまり使わないのに、2万円もかかるなんて、どうなの?
と正直思いました。結局、Apple Pencilは数ヶ月に1度しか使わなかったので、もっと有効活用できる人に、、と思いあげてしまいました。
しかし、無いなら無いで不便なんですよね…
Pencilなし生活が1ヶ月続いたある日、やっぱり必要になって、電気屋へと探しに行きました。しかし、また2万円という大金を使うわけにはいかないので、他のメーカーが作っている「少し安いペン」を購入しに行きました。
そこで出会ったのが、今回ご紹介する「ELECOMのActive Touch Pen」です。
結論をお伝えすると、iPad用のタッチペンを探しているけど、大金はかけられないという方には本当におすすめできる商品です。今回は、Active Touch Penの良いところ、残念なところを紹介できればと思います。
ペン探しのお役に立てればと思います!
まずは外観から
本体はこんな感じ。
メーカーからは白と黒が販売されています。僕はApple Pencilの紛い物だと思われるのが嫌だったので、潔く黒色にしました。
金属でできているのか、寒い時期に触れると少しひんやりとしている。
ペン先はApplePencilと近い質感で、スラスラと書ける感じ。
先端は取り外しが可能。別売にはなりますが、交換もできますよ。
ELECOMのActive Touch Penは使いやすい?
結論、ELECOMのActive Touch Penは結構使いやすいです。
僕は、ELECOMのActive Touch Penと、Apple Pencilの両方を使用したことがあります。
3倍ほど値段の違う2機種ですが、基本的な機能に関してはほぼ同じ。書き味も滑らかだし、何か使いにくいといったことはほとんどありません。
とはいえ、やはり値段は雲泥の差なので、少し気になる部分も。ということで、良いところと少し残念なところについて、詳しく紹介しようと思います。
Apple Pencilよりも良いところ
まず、Active Touch Penの良いところについて。
- 価格が安い
- 書き味がいい
- 黒いiPadと相性がいい
- バッテリーが結構持つ
僕が使ったところ、この4つがApple Pencilよりも良いと感じました。詳しく見ていくことにしましょう。
価格が安い
まずは、Apple Pencilよりも約4分の1の価格で購入できることが大きなメリットです。
Active Touch Penが4,200円ほどで購入できるのに対して、ApplePencilは19,800円ですからね。
僕、無くしものをよくするんですが、Apple Pencilも無くしたりしたんですよね。1本無くすとそれだけで2万円ほどの損失になりますから、大変ですよね。
僕の場合は見つかる無くし方をするので、割と帰ってきますが、中には無くしてしまい、何本も買い替えた経験がある人もいるのではないでしょうか?
Active Touch Penだと損失額を大幅に減らせるので、デバイスをよく無くしちゃう人におすすめですよ。
あと、電子機器と相性が悪く、すぐに壊れる人にもおすすめ!
書き味がいい
個人的には、Active Touch Penの方が良い書き味だと思います。Apple Pencilがスラスラって感じなら、Active Touch Penは、サラサラ書ける感じ。例えるなら水性・油性ボールペンくらい違います。
油性のように紙に引っかかりなく書けるActive Touch Penなら、よりスムーズに描画できますよ。
黒いiPadと相性がいい
現在のところ、Apple Pencilは1世代、2世代ともに白一色展開です。Appleらしい白に魅力を感じる人もいると思いますが、画面のノッチが黒なので、そこに色味を統一したい方もいるかもしれません。
もしくは、黒い革カバーを使用したいけど、Apple Pencilと色味が合わない場合もありますよね。
Active Touch Penは本体が黒色なので、統一感を気にする、オシャレ志向な方にもおすすめできるかと。
バッテリーが結構持つ
ボタンを押して電源を入れるタイプのスタイラスペンなので、必要な時だけ電源を使います。
そのため、長時間継続して使わない人なら、結構長持ちします。僕が使用した体感となりますが、フルで充電すれば、3ヶ月ほど持つことが多いですね。
Apple Pencilよりも残念なところ
一方、Apple Pencilより価格が安い分、劣るところもあります。ここでは、1年間使ったリアルな感想をお届けできればと思います。
- ボタンを押さないと起動しない
- 充電のしやすさは劣る
- 塗装が剥げやすい
- ダブルタップに反応しない
ボタンを押さないと起動しない
Apple Pencilの場合は、ペンを持った時点で起動しますが、Active Touch Penは電源ボタンを押さなければ、ペンとして使うことができません。
ワンアクション増えてしまうので、「今すぐペンを使いたい」というシーンではApple Pencilに劣ります。
充電のしやすさは劣る
Active Touch Penを充電する場合、タイプCコネクタを手動で繋がなければなりません。
Apple Pencil第1世代は本体の裏側にLightningがついている謎仕様。それと比べると流石に充電しやすいですが、iPadにくっつけることで自動で充電される2世代よりは、充電がしづらくなっています。
塗装が剥げやすい
1年使って分かったのですが、このような感じで、使うにつれてどんどんと塗装が剥げてしまいます。下地の銀色が、、、
僕の爪が長すぎるとかいうわけではないと思うので、仕方のない劣化ですね。この部分を許容できるかが購入を分けるポイントかもしれません。
一方、Apple Pencilは剥げるというよりは、黄ばんでいくので、どっちもどっちではありますがね。
ダブルタップに反応しない
Apple Pencilは、ダブルタップで消しゴムとペンを切り替えられますが、Active Touch Penにはその機能がありません。
なので、切り替える場合はアプリ内のアイコンを使う必要があります。ダブルタップコマンドが気に入っているのなら、Apple Pencilを購入した方が良いでしょう。
なぜApple Pencilを購入したのにELECOMを愛用している?
多くの方は、
Apple Pencilの方がActive Touch Penよりもいいじゃん?
と考えるかもしれません。確かに、機能は明らかにApple Pencilの方が多く便利なので、そちらの方が良いことは間違いありません。
しかし、あまりペンを使わないのであれば、Active Touch Penで必要十分です。僕はあまりペンを使わなかったので、よく使うであろう方にApple Pencilをプレゼントして、Active Touch Penを使うようになりました。
まとめ
今回は、ELECOMのActive Touch Penの使い勝手などについて、Apple Pencilと比較して紹介しました。
確かにApple Pencilの方が多くの便利な機能を持っており、製品としては優れていると思います。しかし、あまり使わない人にとっては「宝の持ち腐れ」です。
週2〜3程度の使用であれば、Active Touch Penで全然問題ないですし、必要十分な機能は使えると思います。絶対にApple Pencilでなければならないルールはないので、選択肢の1つに、Active Touch Penも検討してみてはいかがでしょうか?