最近、古民家や築年数の経った物件に住むのが流行っていますよね。実際に住んでいる方や、これからそういった生活を始めようとしている方の中には「せっかくだから押入れは見せる収納にしよう!」と考えている方も多いのではないでしょうか。
僕自身も築年数の経ったこの物件へ、引越しした時には「絶対に押入れをデスクにするぞ!」と意気込んでいたものです。とはいえ、「見せる収納を作りたいけど、何から始めればいいのかわからない……」「そもそも何を入れればいいの?」「どんなモノを買えばおしゃれになる?」と疑問を抱えている方も多いはずです。僕もそうでした。
今回は、見せる収納を作る際のコツやモノ選びのコツなどを紹介していきたいと思います。僕が実際に使っているのが「押入れデスク」でして、見せる収納の中でも少しレアな部類に入ると思います。
スタンダードな見せる押入れ収納については多くの方がすでにブログを書いてくださっているので、この記事では、押入れデスクという使い方に焦点を絞ってお伝えしていければと思います。ぜひ参考にしてみてください。
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見せる収納なら「押入れデスク」がおすすめ!
まず、僕が「見せる収納」ではなく「押入れデスク」にした理由としては、次のようなものがあります。
- 机を部屋に置く必要がない(4畳の部屋なので……)
- 集中できる
- コックピットみたいで嬉しい
- 高さがちょうどいい
- マニアックでおしゃれじゃない?
ここで挙げたのは、通常の見せる収納では発揮できない魅力です。このような点にピンときた方は、押入れデスクを挑戦してみると少しハッピーになりますよ。
見せる収納「押入れデスク」のメリット
押入れをデスクとして使うのはあまり一般的ではありませんが、使ってみると結構いいです。僕的には3つほどメリットを感じられているので、その点を共有したいと思います。
好きなもの全てにアクセスできる
まずは、なんといっても好きなもの全てにアクセスできることが一番の魅力です。例えば、僕の場合はコーヒーやお茶、好きな本、お菓子、カメラ、ギターなど自分の興味があるもの全てにアクセスできるようにしています。
なので、「この場所に座れば手を伸ばすだけで好きなことができる」というスペースになっているわけです。割と飽き性な人にとっては天国のような空間になるので、おすすめですよ。
通常のデスクだと、モノを大量に置いたり本棚を設置したりするのは難しいので、その点でも押入れデスクは最強だと思います。
仕事も趣味も同じ空間で過ごせる
そして、趣味だけでなく仕事も同じ空間でこなせます。最近はリモートワークが普及しているので、その影響で自宅作業が増えた方も多いのではないでしょうか。急にリモートワークになったもので、作業が苦しいと感じている方も多いはずです。
そんな方は押入れデスクを導入すると、趣味の空間で仕事ができるため、おのずとモチベーションが上がりますよ。
ただ、好きなものにすぐ手が届くので、集中力散漫になってしまうのはちょっと注意が必要ですけどね。
好きなようにカスタマイズできる
最初はただの押入れなので、好きなモノを好きなように配置できます。ゲームで言えば「どうぶつの森」や「マインクラフト」のような感覚。それであり、実際に自分が使えるのですから、最高です。
本が好きな人は本棚で埋めてしまったり、机の半分に好きな洋服をかけたり、僕みたいにコーヒー器具を並べてもいいかもしれません。
おしゃれな押入れデスクを作る4つのコツ
「押入れデスクの良さはわかったけど、どうやって作ればいいの?」そんな声が聞こえてきます。ここでは、おしゃれな押入れデスクを作る4つのコツを紹介しますね。
まずはすっからかんの状態に
押入れにモノが入っている方は、まず、すっからかんの状態にしましょう。モノが入ったままだと、そのモノたちのイメージに引っ張られてしまいます。「この服に合う押入れデスクにしよう!」みたいな感じですね。
それでもいいんですが、そこに合わせてしまうと、全体ができあがった時にイメージしていたのと違う状態になることが多いです。理想を表現するためにもまずはすっからかんの状態にしましょう。
すでにやっている人を参考にする
「よし、最高の押入れデスクを作るぞ!」と意気込んだとしても、押入れデスクを作ったことのない人がいきなり最高のモノを作れることはそうそうありません。なので、すでに押入れデスクを作っている人の画像を参考にして作るのがおすすめです。
画像を参考にすると、自分好みの状態にならないと考える方もいますが、最初のうちは「理想の押入れデスクって何?」という状態なので、「これがいい!」というイメージが浮かぶまでは、ひたすら画像等を参考にしましょう。
そうすることで、自分好みのデザインが見つかり、人に見せられる押入れデスクが仕上がりますよ!
収納グッズはじっくり選ぶ
押入れデスクを早く完成させたい気持ちがはやると、「とりあえず必要なグッズは揃えてしまおう」と一通り購入してしまうことがあります。しかし、それをやってしまうと、あるからとりあえず使い続ける状態になり、理想からほど遠いものになってしまいます。
なので、収納グッズは比較検討して最高のモノを購入しましょう。もし見つからなかったらそれは購入しないくらいの気持ちで取り組むといいですよ。実際、僕も本棚になる箱を探し続けて、やっと古びたりんご箱に落ち着きました。
「見せる」にこだわりすぎない
見せる収納なのに本末転倒じゃん!という話ですが、見せることにこだわりすぎないことが大切です。なぜなら、それを使うのは自分だからです。人によっては何年も同じスペースで過ごすことになるので、人の目を気にしてデスクを作ったら使いにくいものができてしまうんですよね。
なので、1に使い勝手、2に見た目でモノを選ぶようにしましょう。
見せる押入れ収納に使うモノ選びのコツ
ここでは僕流にはなりますが、見せる押入れ収納に使うモノ選びのコツを紹介します。
押入れの色味から考える
まずは、ごちゃごちゃにならないよう、トーンを合わせる作業が必要になります。その際、押入れの色味をモノ選びの参考にした方が良いでしょう。
例えば、僕の場合は押入れの壁が白色、床板がベニヤ板のような色味、前框(まえかまち)が濃い茶色です。なので、茶・白・黒あたりで統一すると雰囲気が統一されるかなと考えました。
このように、基本その色でインテリア等を購入していることが分かりますよね。
細かいモノまで色味を揃えることは、かえって使い勝手が悪くなるので良くないですが、大きいインテリアくらいは押入れの色味を参考に選んでみても良いでしょう。
ちなみに、持ち家の場合は好きなインテリアを選ぶためにいっそ塗ってしまう方法もあります。
他の人が購入しているモノを選ぶ
よくモノ選びに失敗してしまう人は、他の人がよく購入しているモノを参考に選ぶのをおすすめします。やはり多くの人が使っているモノは良いことが多いので、購入して幸せになれる可能性が高いです。
例えば、インテリアだったらDULTONとか、プチプラだとIKEAでも割とデザインはいいですね。
とはいえ、僕自身はマニアックなモノを購入したりもしているんですけどね。ちなみに、その中でも良かったモノはブログで紹介しているので、マニアックなモノが好きな人はぜひ、そちらもご覧いただければ嬉しいです。
持っているモノを有効活用
あとは、すでに持っているモノを有効活用するのでも問題ないと思います。押入れってシンプルな構造なので、比較的どんなモノでも合っちゃうんですよね。
例えば、カラーボックスやパソコンスタンドなどを置いてみても良いかも。気に入らなくても元の場所に戻せばいいだけですからね。
僕の押入れデスクの紹介
この押入れデスクは、引越してきてから1年くらいかけてゆっくりと作りました。たまに新たなモノを置いたり、逆にどかしたりしているので、完成ではないですけど…
上はご覧の通り、本棚やカメラ防湿庫、本棚など好きなものが設置されています。
机の上にはニンテンドースイッチ
下にはお菓子などが入っているラックや3Dプリンター
後ろに隠してある工作道具
今は寒いので下段に電気ヒーターを置いています。
デスクの横にはギターも。
実はそれだけでなく引き出しをつけてピアノを置いたり
上に手を伸ばすとプロジェクター用のスクリーンが隠れていたり、割といろんなところにギミックが詰まっています笑
こんな感じで、好きなモノばかりに囲まれて日々仕事や作業をしている感じですね。
押入れデスクのモノ選びで心掛けたこと
僕はとにかく、生活感のある感じにしたかったので、特に規格を定めてモノを購入したりとかはありませんでした。最初に押入れデスクの全体像設計は作りましたが、ピンと来るものがあったら設計を無視して買って、設計自体を変更して……とフレキシブルに作っていきましたね。
例えば、カメラの防湿庫はそこに置く予定ではありませんでしたが、ちょうど良かったので設置し、上に板を橋渡ししてコーヒーグッズを置くようになりました。
こんな感じで自由に設計できるのも、押入れデスクの魅力ですね。
押入れデスク構築にかかった総額
押入れデスクにかかった総額をおおよそですが、軽く記載しておきます。僕の押入れデスクだと、こんな感じの金額で揃う感じですね。
拾ったりんご箱:0円(普通に買うと1つ2,000円くらい)
木の引き出し:Kitchen Kitchenで税込1,100円
無印の引き出し:税込約2,600円
カメラ防湿庫:8,000円くらい?
カラーボックス:3つで4,000円
DIYのコーヒー棚:パイン集成材と金具で3,000円
キーボードを置く引き出し:パイン集成材と金具で5,000円
メルカリで買った茶色の引き出し:約3,000円
IKEAのラック:約5,000円
IKEAのパソコンスタンド:約3,000円
デスクライト:約3,000円
合計:39,700円
普通に家具を買うよりは安いんじゃないでしょうか?
まとめ
今回は、見せる収納である「押入れデスク」について解説してきました。押入れデスクはあまり一般的ではないかもしれません。しかし、一度使うともう普通の机に戻れないというか、戻る必要がないというか。
好きな空間で、好きなことを好きなだけできる押入れデスクを作ってみませんか?他にも本ブログでは押入れのことやモノの紹介などをしているので、気になった方は、ぜひご覧ください。
一緒に集中できる空間を作りましょう!