僕は今年25歳で、ロックマンエグゼ世代ドンピシャ!というわけではありません。でも、近所に住んでいた2個上の友達の影響でロックマンエグゼをやってました。
当時は2、4、5、6をプレイしたんだったかな?
ゲームボーイアドバンスのソフトでしたが、当時みんなDSLiteを持っていたので、GBAカートリッジスロットに入れて、DSで遊んでいました。
関係ないけど、カートリッジスロットに付属していた専用カバーってよく無くしませんでしたか?あれが残っている・残っていないでその人の几帳面さが図れるというか、、
ロックマンを語るためには、まず彼との出会いを語らなきゃならないので、そこら辺長くなりますが、ちょっとお付き合いください…
彼とロックマンエグゼとの出会い
市営住宅の2個下の階に住んでいた友達。年齢は2個上なので、今出会ったら27歳ですかね。その子とはたしか小学校4年生の時に出会ったと思います。
いつも遊んでいた別の友達と、かくれんぼをしているときに「混ぜてほしい」と入ってきたんです。初めて声をかけられたものの、彼の存在は知っていました。普通、小学生なんて「まーぜて」って勝手に入ってくるものなのに、、こんな口調だったから「この人は恥ずかしがり屋なんだな」と思いました。
これが出会いでした。
そこから、次第に2人だけで遊ぶことが多くなり、家の中で遊ぶことも増えていきました。コロコロコミックが壁びっしりと積まれていて、1月も欠かさずに並べられていました。僕はたまにしか買ってもらえなかったので、読んだことのない号を読んでは、話して遊んでいたんですが、、
あるとき、彼がゲームを持ってきました。それがロックマンエグゼ4(レッドサン)です。そのとき僕はNewスーパーマリオをやっていましたかね?
当時はマリオに超はまっていた僕でしたので、コースをとにかく進めていました。すごく楽しそうにやっていたのでしょう。彼はマリオを持っていなかったので、一度やってみたかったのでしょう。
「ソフトを交換しよう」ということになり、彼にマリオを貸しました。その代わりに僕はロックマンエグゼシリーズを借りました。
それはそれは、マリオと全然違って、すごく難しかったことを覚えています。当時はポケモンもやっていて、いわゆるRPGには慣れていましたが、ロックマンはそれとも少し違う。自分が自由に動ける3×3マスと、敵が自由に動く3×3マスがあり、タイミングを図ってバトルチップを使う。相手に攻撃を当てることすら難しくて、小学4年生の僕は苦戦したんですよね。
それで何度も負けながら、意地でストーリーを進めていきました。
遊びに行ったら毎回ソフトを交換し、ストーリーを進め、1年くらいかけてロックマンエグゼ4をクリアしました。今回のアドバンスコレクションをやるまでは、全然覚えていなかったけど、確か、ディズニーランド行きのバスでラスボスを倒したんじゃなかったかな?
ロックマンエグゼシリーズにまんまとはまる
それから、次はロックマンエグゼ6(グレイガ)をやったと思います。当時シリーズが完結していて、一番新しいやつをやりたかったから、(グレイガがかっこよかったから)僕は親に買ってもらいました。
はじめての僕だけのロックマンエグゼを手にし、ストーリーを進めていましたが、しばらくすると彼も欲しくなったのか、6を買ってきました。彼はグレイガがいいと言っていたけど、結局ファルザーを買い、シリーズの違いを話したりしながら遊びました。
このころ、僕は4年生で彼は6年生。小学校は卒業です。お別れのシーズンがやってきたけど、どうせ上がる中学校は同じなんだから、また会えるよねといいましたね。
これが、2人で遊ぶ最後の日になってしまいました。
悲しみを忘れさせてくれたのはロックマンだった
実は、彼の母親がよくヒステリック?を起こすような人で、かつ若干教育熱心なところがありました。「中学生になったら、彼とは遊ばず勉強しなさい」というような話をしたんでしょうね…小学4年生ながらそんな感じだろうなと思いました。
でも、本当に急にいなくなるから、気持ちの整理が全くつかないんだよ。
インターホンを何度押しても返事がない。彼は出不精なので、いつも親の車で出かけていました。それ以外は一切外に出ない感じです。いつもの位置に親の車があるのに出ないということは、多分、居留守使われているんだなって。そう思うとすごく悲しくなりました。仕方ないので、僕はもう会わないことにしました。忘れることにしました。
ずっと、彼と遊んでいたので、小学校5年生になるころには同級生の友達が僕にはあまりいませんでした。でも、顔見知りは多いタイプだったため、クラスの近くに住んでいる友達グループに入ることができました。
その友達が何のゲームをやっていたかというと、ロックマン!
エグゼではありませんが、その後作の流星のロックマンをやっていました。珍しい。自分の周りでやっている友達は本当に彼らくらいだったんじゃないかな?
「へー新しいロックマンがあるんだ」とそこではじめて知り、僕も1,2,3とやりました。その合間を縫い、ロックマンエグゼ4→6の間のストーリが非常に気になってしまい、ロックマンエグゼ5もやりました。ロックマンゼクスも、ゼロも。「ロックマン」と名の付くものなら片っ端からやっていましたね。
会えなくなった彼との思い出を、思い出そうとしていたのかもしれません。
その当時の悲しみを少しずつ消していってくれたのがロックマンだった。
彼からの最後のメッセージ
月日は経ち、僕が小学校を卒業するタイミングとなりました。卒業式から数日経ったある日、僕の家の郵便ポストに図書カードが。
500円分でしたが、そこに手紙が添えられていて「卒業おめでとう。」とだけ書かれている、2個下に住む彼からの贈り物。
僕も会いたかったけど、彼も会いたかったんだなと、、気持ちが通った気がしてうれしかったです。こんなに近くに住んでいるのに、急に会えなくなるのってやっぱさみしいよね…
と同時に、彼とはもう会えないんだろうなぁと思いました。
現在の僕
現在僕は東京に住んでいて、物理的に彼とは会えません。
でも、実家はそのまま同じ市営住宅なので、帰省するタイミングでなら彼に会えます。なんなら、たまに窓を眺めているときに、彼を見かけたこともあります。
でも、なんだか会ってはいけない気がするんです。
実家にいたとしても、心理的に彼とは会えません。
1年おきに帰っているものだから、ぼくが知らない隙にもう引っ越してしまったかもしれません。それじゃ手遅れですね。
物理的にも、精神的にも会えるようになったら、僕から声をかけたいと思います。あなたは、ものすごく恥ずかしがり屋なので。
全然ロックマンの話しないやん!!
いや、本当ですよね笑
この記事のタイトルを考えたときには、ロックマンの話をしようと思っていたんですよ。当時よりも画面がきれいになって、やりやすくなったとか、ロックマン5の地獄の百人切りは、DSでは難しかったけど、今ならスティックがついているから、楽にできますよとか、昔は使えなかった改造カードが使えるから、夢のフォルテクロスロックマンが使えるんですよとかね…
でも、僕がロックマンをやる理由は彼との思い出を消化したいからなんですよ。今回ロックマンエグゼアドバンスドコレクションを買うに至るときから、ずっとそうです。
というか、スイッチも持ってなかったんだから。ロックマンを買うためにスイッチ買ったんだから。
今の時代でも通用する名作ゲーム
さすがにロックマンの話しますね。当時は難しいとか思っていましたが、大人になった今やってみると、本当名作だなと。そもそも3×3マスシステムが神がかっていて、それだけで買う価値あるのに、ストーリーも面白いってなんじゃそりゃ。
ストーリーを終えるころには、あの有名映画のハプニングが自分の生活に起きて、主人公として解決できたみたいな。そんな感動があります。
あと、ゲームをやっていると当時の記憶が鮮明によみがえってきますね。そして、小学生のボクになりきれる感じ。「大人になった僕へ。元気ですか。」と書いた10数年前のタイムカプセル。そのアンサーを当時のボクに直接インストールさせてやろうかみたいな。
小学生のころ、名作に会えていてよかったなと思います。本当に、ありがとう。
まとめ
ロックマンエグゼアドバンスドコレクションは、懐かしすぎます。現時点で当時、僕がやっていた4、5をクリアしました。好きなビールを飲みながら少し夜更かししてやるロックマンは最高ですね。
高校に入るくらいから一切ゲームをせずに生きてきました。「ゲームは1日1時間」という約束を課されていた小学生のボクは一度も守れずにゲームに熱中していたので、、そんな僕が、ゲームを辞めれたのは奇跡で、また再開すると中毒のようにやってしまうと思ったからです。だから大学の頃、ゲーム機を買う資金くらいはありましたが、絶対に買いませんでした。
でも、さすがに大人になったので辞め時はわかりますね。あと体力もなくなったので。と思って、スイッチを購入したんですよ。
そしたら、当時の思い出がよみがえって来るわ、来るわ。いろいろ思い出しちゃって、この記事を書こうと思ったんです。
残念ながら、ロックマンが面白すぎるので「1日1時間まで」というルールは今でも守れません。