最近は5Gがある程度浸透していますし、ほとんどの世帯でWi-Fiを導入していることもあり、YouTube動画はもはや生活の一部です。
家電の三種の神器であるテレビ・冷蔵庫・洗濯機は、ラインナップを改めなければならない時代に突入していると思います。
僕はめちゃくちゃ速い人(情報に敏感な人)よりは少し遅く、いつも数年遅れで新たなテクノロジーに触れます。ブログを始めたのは全盛期から5年あとくらいだし、IDECOや仮想通貨も今やっとはじめたところなので、やっぱり5年くらい遅れています。
そうだとするなら、今このタイミングで僕は、動画をはじめるべきだと思います。もちろん、ヒカキンや瀬戸弘司の時代を見つめると、もう10年くらい経ちますが、、
そこからしばらく経って「ビジネス系YouTuber」という言葉が生まれ、個人が活躍する時代になってからは5年くらい経っているのかな?と思うので、追いかけるなら今ですよね。
それでもあえて、現段階では「文章」で勝負しようと思っています。
今回は、動画が普及しても文章で勝負する理由について紹介します。僕と同じように、ブログを執筆している方の中には「もうそろそろ動画にも挑戦した方がいいのかな?」と悩んでいる方が多くいると思います。
そんな方に伝えるような気持ちで、この記事を書いていくので、もし良ければ参考にしてみてください。
ちなみに、食わず嫌いで動画をやらないわけではなく、一度YouTubeに挑戦しようと思ったこともありました…でも、いろいろあって諦めたので、そこらへんの理由もこの記事でまとめていけたらと思います。動画できる人本当にすごいなぁ。
動画が普及していても文章で勝負する理由
今回はスッと本題にいきますよ!
僕が動画ではなく文章で勝負しようと思う理由は、次のとおりです。
- 動画に映るのは苦手
- ゆっくりと読める人に読んでほしい
- 物理的に不可能なことでも文章なら表現できる
- 物事が終わってから考えてまとめられる
1つずつ解説しますね。
動画に映るのは苦手
まずは、性格的なところなのですが、あまり前に出るのは得意ではないので、動画はあまり向いていないかなと。
大学生くらいまでの僕は、それこそ、前に出たもの勝ち的な考え方で、、何かにつけてすぐに前に出ていくようなタイプでした。
ゼミの発表があれば進んでリーダーになるし、学校の催し物はできる限り全力をかけて、時間ギリギリまで残る。大学の卒業制作展では会場図面を3Dに起こして、模型を作って、Webサイトも手掛けた(今見るとしょぼい)ので、結構な働きをしたと思います。
でもそれは「みんなのためになればな」という思いでやっていただけで、自分1人で何かをする場合には性に合わないんですよね。
バンドを例に挙げると、メンバーがいるなら箱でライブをするけど、個人制作になるとインターネットで楽曲を公開した方が楽しいタイプ。
今でもその片鱗はあり、できれば前に出ていきたいなとは思っているんですけど、、それは「文章」という媒体でも十分実現可能なことなので、、わざわざ苦しい思いをして動画に出ることはしなくていいかなと思っています。
文筆家でこういう人は結構多いと思うんですが、どうなんでしょうかね?
実際、自分で動画を撮ってアップロードとかしてみましたけど、作業ではなく、精神的な部分で心にきて辛いっぽいです。
ゆっくりと読める人に読んでほしい
動画って暇な時だと、大量に見漁ってしまいませんか?
岡田斗司夫の動画を見ていたと思ったら、ポッキーさんのゲーム実況を開いて、しばらくすると「勉強しなきゃ!」となり、ビジネス系YouTuberを見る…
ちょっと休憩と思って、YouTube Shortに逃げるみたいな感じですね。
そうすると、結局最初の方に見た動画って忘れてしまうんですよ。見流し聞き流しで、得られる情報はShortでたまたま出会った「猫かわいい!」くらいのもの。
それはそれで、すごく面白くていいのですが、、
もっと余裕のある方に見てもらいたいなと思っているんです。
今時ブログを見てくれる方なんて、とても少なくなっている。にもかかわらず、一定の読者がいるのはなぜだろうと考えたんです。そうすると、ブログを覗きにきてくれる人は「本当に文章が好きな人」なのではないかなと。
文章は動画よりもおそらくエネルギーが必要。しっかりと伝えたいことを読み取って、情報として吸収する必要がありますから。でも、それが好きで見てくれる人がブログに来てくれるなら、そんな方ときちんと向き合って記事を書かなきゃいけないなと思います。
というわけで、僕はゆっくりと時間をかけて文章を読むのが好きな人に向けて、ブログを書いています。そういう方と情報を共有したいなぁと思っていて、、今の状態で動画に移行するとそういった方とは少し疎遠になってしまう気がするので、動画ではなくて文章で伝えていけたらと思っています。
物理的に不可能なことでも文章なら表現できる
あとは、表現の観点でも動画より文章の方が良いなと思っています。
たとえば、文章ならこんなことができます。
霞がかかる朝。イチョウの枝先の如くしばれる手を電気ストーブで温めていた。僕の住む場所は賃貸だから、ガスストーブが使えない。電気ストーブは「暖まりたいけどガスは使えない」という悩みから生まれた折衷案だが、それでも手を温めるのには丁度いい。15分スイッチをオンにすれば、4畳半+押入れくらいのスペースを簡単に温めてくれる。その15分という時間制限を使って朝ごはんを作り、小説を読むのだ。Amazonで安く売られている電気ストーブを購入しただけなのに、毎日が少し豊かになった気がする。
これを動画に置き換えると、結構多くのカットが必要になります。さらには「霞がかかる朝」や「イチョウの枝先の如くしばれる手」「4畳半+押入れくらいのスペースを簡単に温めてくれる」など、映像には映すのが難しい表現もある。
文章は読者の想像力に頼ることで、全ての情景を伝えることができるから、やっぱり好きだなぁと。もし動画をはじめるにしても、表現を崩さず正確に写せるようにならなければ、はじめてもクオリティが下がるだけのような気がしています。
物事が終わってから考えてまとめられる
制作視点でも、より濃い情報を提供できるのが文章の良いところだと思います。
「今緊急で動画を回しているんですけど〜〜」というように、、
動画は、何か物事が起こったときに瞬発力を持って対応できる優れた媒体です。たとえば、インタビューコンテンツを制作する場合に、すぐに撮りに行き、素材を編集してアップロードすることで、早く情報を提供できます。
その場の空気感を逃さないという点では、動画は素晴らしい働きをしますが、文章はまた一味違った働き方を。聞いた話を一度持ち帰り、再度考え直して表現することができるのです。(もちろん、インタビューイーの発言を編集・加筆してはいけない)
リアルの現場では少しわかりづらかった表現も、少し考え直し出してあげることで、読者にとってわかりやすく正しい情報が伝えられるのではないかと思います。
ただ、これに関しては僕が動画のノウハウを身につけていないだけであり、塾考して作れば最高の動画ができ上がるのかもしれません。
まとめ
今回は、僕が動画ではなく文章で勝負する理由について書いてみました。
現時点では「動画よりも文章の方ができることが多い」と思っているので、今は文章で勝負することに決めています。とはいえ、文章でしかできないことが動画でもできるようになる未来はそう遠くないかもしれません。
技術的にも精神的(学習コストや作業時間のストレス)にも、もろもろ含めて問題なくできるなら、潔く動画に転向しようとは思っています。
「動画よりも文章だ!」というような切り口でしたが、動画<文章だと思っているわけではありません。どちらも良い部分はあり、むしろ動画として扱った方が良いケースもたくさんあると思います。
ただ、ご覧いただいたとおり、僕には動画は難しいです。どちらかといえば、動画をやる素質が身についていないという話なのかもしれません。
現時点での僕の覚書という意味も込めて、こんな記事を書いてみました…
とはいえ、辛くても挑戦した方がいいんじゃない?という自分も中にはいるんですけどね。動画できる人、本当に尊敬です!