この家に引っ越してからずっと1軍を独占し続けているHASAMI PORCELAINのマグカップ。
もう3年ほど使っているのだろうか。素材感むき出しで無骨なデザインは一向に飽きないし、これからも使い続けない訳はない。
お茶もコーヒーもおまけにビールまで、何かにつけてこのマグカップに入れて飲んでしまう。仕事が山積みになっていると、全く洗わずに数日使い続けてしまうから、気づいたら茶渋が沈澱していて「もうすぐ洗わなきゃ」と…
今回は、3年使い続けて感じたことや、このモノに関するエピソードを書いてみようと思う。気軽に見ていただければ嬉しい。
HASAMI PORCELAINとは?
まず「HASAMI PORCELAINって?」というところから。
HASAMI PORCELAINは、ロサンゼルスで活躍するデザイナー篠本拓宏と波佐見焼のコラボレーションで生まれたブランド。400年前の江戸時代から続く長崎県波佐見町の技術を受け継いでいくためにさまざまなテーブルウェアを提案している。
触れた時の心地よさ、形の必然性、使い続けることなどに配慮して制作されているようで…
- 波佐見焼特有のざらざらとした手触り
- 飽きのこない伝統的でシンプルなデザイン
- 同一シリーズとのスタッキングに配慮
- 工業製品でもあり1点モノでもある(1つとして同じではない)
など魅力が詰まっている。
ちなみに、HASAMI PORCELAINシリーズは、今回紹介するマグカップだけでなく、プレート、ボウル、お茶道具、それにプランターまで幅広いラインナップが用意されている。
HASAMI PORCELAINマグカップの外観
今回紹介するのはHASAMI PORCELAINのマグカップ。まずは外観を見ていこう。
見た目はマットな質感。それでいて非常にシンプルな形状だから、一見すると無個性のように見える。
でも触ってみると、、少しざらざらしていて。スーッと指でなぞると、キンキンと金属をこするような音が聞こえてくる。陶磁器だからか。
それは小学生の頃、冬の書き初めで冷たい文鎮をバッグから取り出したような感触。少し冷たい。
僕の持っているものは一番小さいサイズ。「HP019」というやつだ。満タンで325ml入るから、一般的なマグカップよりは少し大きめに設計されていると思う。
カラーはナチュラル・ブラック・クリアの3色展開。これはナチュラルだ。
僕にとってすごく大切なマグカップ
僕の家には、HASAMI PORCELAINともう1つ「KINTOのFOGマグ」しかマグカップがない。
大人数で家に来られることもないから必要ないと思って、購入していないが、、
なぜ、このマグカップを大切にしているかというと、彼女からもらったはじめてのバレンタインプレゼントだから。
自慢じゃないが、うちの彼女は結構センスが良いと思う。最初のバレンタインには「PRESS BUTTER SAND」とHASAMI PORCELAINマグをくれたし、2度目は何かのお菓子(忘れてしまった)と、KINTOのアロマオイルウォーマーをくれた。
最初のバレンタインなんて、付き合ってから2ヶ月くらいしか経っていないから趣味を見極めることだって難しいと思うのに「絶対に好きだから大丈夫…」と言われて渡された。
それで全然趣味に合わないものがきたら笑い話だが、自分の趣味にドンピシャだったからびっくり。そりゃここまでずっと使い続けるわけだ。
ちなみに、そんな素晴らしいものに勝てるお返しができるわけもなく、バレンタイン、誕生日は毎回苦戦するのだが、、最初のお返しに僕から「KINTOのFOGマグ」をプレゼントした。僕も欲しくなって一緒に買ったから、今うちにもKINTOのマグがあるというわけだ。
それから約3年。指の脂が染み込むくらい使い続けて、最初の色合いとは全く違うものになっていると思う。
話は逸れたが、今持っているHASAMI PORCELAINのマグカップは僕にとってすごく大切なモノの1つ。割れたら相当ショックだし、多分金継ぎでもして使い続けるくらいに大切にしている。
僕の体験を赤裸々に紹介したのは、贈り物としても本当に素晴らしい商品だと思うからだ。僕が経験したように、素晴らしいモノにストーリーが乗っかると、最高のプレゼントになる。その器がHASAMI PORCELAINにはあると思う。
1軍を独占し続けている
僕の机にはいつもHASAMI PORCELAINのマグカップがあった。
大量の仕事で机に向かっている時も、趣味でゆったりとネットサーフィンを楽しんでいる時もずっとそばにいてくれた。
こいつを使うと毎日がなんか少し楽しくなる気がする。お気に入りのマグカップを探している方は、ぜひこちらを試してみてはいかがだろうか?