AIの影響でライターが失業するって聞いたけど本当?
今ライターをしているけど、これからも生きていけるかなぁ?
これからライターを始めたいけど、AIが普及しているならやめといたほうがいいかなぁ?
と疑問を抱えていませんか?
この記事では以下の内容をお届けします。
- 失業すると恐れられている理由
- 失業しない理由3つ
- AI時代にライターが生き残る道
- AIの普及によるライターの仕事の変化
この記事を最後まで読むことで、AIによってライター業界が失業してしまうのかが理解できます。
そして、AIが発展しても生き残る方法も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスのライターとして4年ほど活動しているたけみやです。最高月収は70万円。これまで、1,000本以上の記事を制作してきた経験を踏まえて、AIについて少し語ろうと思います。
AIの影響でライターは失業するの?
本記事の結論ですが、AIの影響でライターの仕事がなくなることはありません。
後ほど、詳しい理由を紹介しますが、まずは安心してください。
失業すると恐れられている5つの理由
まずは、AIによってライターが失業すると皆がおびえている理由を見ていきましょう。
理由は5つです。
- AIの精度が高すぎる
- 楽すぎてみんな使っている
- すでにライターの単価が低下している
- 世間は積極的にAIを使うようになった
- シンギュラリティが近い
詳しく見ていきますね。
AIの精度が高すぎる
AIの精度が高すぎるんですよね。AIに「〜〜との文章を作成して」と依頼すると、ほぼ完璧な文章が返ってきます。
ぶっちゃけ自分の書いた文章よりもいいじゃん…
と初心者の方が感じてしまい、失業してしまうのではないかと考えているようです。
楽すぎてみんな使っている
AIの素晴らしさが普及した結果、ほとんどのライターがAIを文章作成に使っています。
なぜなら、AIで文章を作成するのがめちゃめちゃ楽だから。
これまで3時間かかっていた文章作成を、1時間未満に短縮できます。
それは使わない手は無いですよね。
今は、ライターがAIを使用していますが、依頼者側がAIを使う未来も容易に想像できます。
そうなると、ライターにわざわざ発注せず、自分で文章を作成してしまいますよね。
発注者がAIで文章を生成する→ライターの契約を解除する
という流れが非常にイメージしやすいので、多くの方が失業するのではないかと不安を抱えているようです。
すでにライターの単価が低下している
以前は、1文字1円以上の単価が当たり前だったのですが、最近は
AIを使ってもいいから0.3円で
のような案件も増えてきました。
作業効率が上がりますが、これでは、ライターとして生活することが困難になってしまいます。
単価の低下が身近になっているので、いつかは生活費以下の報酬になるのでは、と懸念している方も多いです。
世間は積極的にAIを使うようになった
世間が積極的にAIを使うようになりました。
このことから、未来は暗いと感じている方もいます。
たとえば、以下のような業種は多くの場合、最低賃金で働いています。
- 飲食
- 介護
- データ入力
ニーズの高い仕事ですが、少し悪い言い方をすると、
少し教えてもらえば誰にでもできる仕事
なので、需要よりも供給量の方が多く、最低賃金になってしまうことが多いようです。
つまり、AIで文章生成をすることが、もっとあたり前の行為になったら、記事制作の単価が大幅に低下してしまうと考えられます。
シンギュラリティが近い
シンギュラリティとは、人間の知能を上回るAIが誕生する特異点のことです。
囲碁を打つAIである「アルファ碁」が人間に勝利した事は有名な話ですが、このような未来が別の業界でも存在するのではないかと言われています。
文章生成AIは、今まさに注目されている分野です。そして、シンギュラリティに到達すると、多くの人が助かるため、大量の研究費が投下されています。
シンギュラリティが近く、その特異点を超えた瞬間にAIに仕事を奪われるのではないかと怯えている方が多いです。
失業はしません。その理由は4つ
ここまで、失業すると考えられている理由を紹介してきましたが、最初にもお伝えしたように、僕個人としてはAIによってライターの仕事がなくなることはないと考えています。理由は以下4つ。
- 企業は文章を書くのがめんどくさい
- ライターの報酬は経費計上できる
- 文章の完全自動化は未来永劫不可能
- 企業は優秀なライターに任せた方が効果が出ることを知っている
詳しく紹介します。
企業は文章を書くのがめんどくさい
まず、ライターの仕事が成り立つ理由を考えてみましょう。
ぶっちゃけ「企業が文章を書くのがめんどくさい」からですよね。
今現在もAIがある程度普及していて、AIを使って自分で作成すればいいのに、ライティングの仕事は昔よりも増えている印象です。
というのも、企業は利益を出すために様々な活動に取り組まなければならず、文章を作成するという事務的な作業は、外注した方が自社の主力業務に集中できます。
めんどくさいという気持ちが消える事はないと思いますので、ライターの仕事がなくなることはありません。
それに、AIを活用したライティングの方法がわからないという企業も結構ありますからね。
ライターの報酬は経費計上できる
外注する場合ですが、ライターの報酬は経費計上が可能です。少し経費をかけて、多くの利益をもたらすなら、積極的に記事を依頼してくれるはずですよね。
実際、そのような考え方で、記事制作を依頼している企業は多いです。
僕の担当しているメディアの1つでは、記事制作の依頼を毎月大量に発注しています。毎月数百のキーワードで記事を依頼しているので、多くの収益を確保できているのでしょう。
こんなメディアがうじゃうじゃあり、そのすべてが一気に消滅することは現実的にないと思われます。
文章の完全自動化は未来永劫不可能
たとえば、キーワードを入力するだけで、最高の記事を自動生成してくれるのなら、クライアントはAIを使ってボタンをポチポチするだけで記事を制作できます。
しかし、文章の完全自動化は未来永劫不可能です。理由は以下の通り。
- SEOで検索順位が決まる
- AIは人間の気持ちを理解できない
- 想定読者が違う
つまり、AIで文章を書くとしても何かしらの手間をかけなければならないのです。AIがワンクリックで誰にも負けない最高品質の記事を書けるようになるまでは、ライターの仕事はなくなりません。
そして、そんな事は未来永劫ないと断言できます。
企業は優秀なライターに任せた方が効果が出ることを知っている
SEOに理解が浅い企業はおいといて、ある程度勉強した企業であれば、優秀なライターに記事制作を任せたほうが、多くの方に見てもらえることを理解しています。
なので、まともな企業ならAIではなくライターを使ってくれますよ。
ただし、ずっと優秀な必要はあるので、学習を続けることが求められますね。
AI時代にライターが生き残る道
AI時代にライターが生き残るには、以下6つの方法が効果的だと考えます。
- 独自情報を盛り込む
- わかりやすい文章を生成する
- 専門性を高める
- 感覚に訴える文章を書く
- SEO対策について勉強する
- AIの活用方法を正しく理解する
詳しく解説しますね。
独自情報を盛り込む
独自情報とは、次のようなものを指します。
- 体験談
- 公式から発表されている情報
- 論文に書かれているわかりづらい情報
つまり、
この記事を読んだからこんなに素晴らしい情報を知れた!
という内容を盛り込むということですね。
特に、体験談を含めると、読者にとって有益になりやすいので、おすすめです。
わかりやすい文章を生成する
AIに勝つには、わかりやすい文章を作成する必要があります。
わかりやすい文章を書くにはどうすればいいの?
と疑問を持つ方もいるかもしれません。
そのような場合は、僕が過去に書いた以下の記事を参考にしてください。
専門性を高める
基本的には、専門的な文章でなければ読まれないんです。
ただ、最近はAIの生成した文書が大量にWeb上に広がっていて…
この企業のブログめちゃめちゃわかりづらいんだけど…
と感じたことがある人もいるかもしれませんね。これは、企業が大量のライターを抱えていて、コミュニケーションが取れていないから発生する事案です。
単価が安いとかの理由で、AIの書いた文章をそのまま出しちゃったりしてるんです。
これでは、AIが書いてもライターが書いても変わらないので、失業してしまいます。
専門性を高めて、AIにとってかわらないライターになりましょう。
感覚に訴える文章を書く
AIは感覚を言葉にするのが苦手です。感情に訴える文章は人間の仕事。
この部分に注力することで、AIに負けないライターになれますよ。
感情に訴える文章を書くなら「セールスライティング」を勉強するのがおすすめです。別記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
SEO対策について勉強する
AIの文章は、ある程度SEOができている印象ですが、過不足なくという感じなので、突き抜けることは難しいです。
なので、SEOの部分については人間が勉強して補いましょう。
SEOが学びたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
AIの活用方法を正しく理解する
今の時代は、AIの活用が重視されています。
なぜなら、AIを使わずに記事を書くと遅いからです。例えば、次のような感じ。
- Aさんは、AIを使って1時間に1本執筆
- Bさんは、AIを使わず3時間で1本執筆
ぶっちゃけ、このくらい執筆速度に差が生まれます。
なので、ただしいAIの活用方法を理解し、効率的に作業を進めましょう。
AIを使っても質を落とさずに執筆する方法は、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
AIが普及することでライターの仕事内容は変わる
それでは、少し未来予測をしてみましょう。
ここでは、AIが普及した後のライターという職業について考えてみます。
初期段階:文章校正が主な仕事に
まずは、AIが普及した初期段階の話。過去の話ですね。
AIを使って文章を作成し、それを人が修正して記事を作っていくのが主流でした。
実際、そのように作業をしている方も多いと思います。
僕も、AIを使う場合は、この形で作業しています。
中間段階:自動生成&反応確かめる(マーケター的な業務)←イマココ
2024年の話。
現在は、AIに記事を生成させ、それを大量に公開。そして、反応のあったものだけをリライトしたり、それに関連する記事を大量生成したりして、SEO検索上位を狙うのが流行っています。
総当たり攻撃ですね。
実はこれ結構有効で、割とこの対策で稼げる人もいます。
とはいえ「必ずこのキーワードで上位を狙いたい」という場合には使えないので、コンテンツSEOを重視したい方には関係ない話です。
最終段階:8割の記事がAI化
未来の話ですね。
おそらく、これが2028年頃の主流になると思います。
約8割のブログがすべてAIで生成する
というのも、AIを活用すれば、
- コストがかからない
- 速い
- 楽
なので、そのメリットにやられてしまって、ほとんどの記事がAIに代わります。
ただ、これ厄介なのは「AIが生成した記事は完璧ではない」ということです。
完全に自動で100%正しく、そしてユーザにも役立つ情報を生成するのは不可能です。なぜなら、AIは人間の本質的なニーズを理解できないから。
具体的には、「潜在ニーズ」というやつですね。
この部分を満たす記事を制作するのは、やはり人間です。
なので、どれだけAIが普及したとしても、やはり人間が書いたコンテンツが強いですよ。
この考え方なので、押入れの暮らしでは、これからもAIを使いません。
まとめ
この記事では、AIによってライターの仕事が失業するのか?というテーマを取り上げました。
お伝えしたように、AIによって完全にライターの仕事が失業することはないと思っています。なぜなら、人間のことは人間が一番わかっているから。
しかし、何の知識・スキルもライターはAIに喰われてしまいます。
なので、
- SEOスキル
- セールスライティングスキル
- ニーズの把握力
など、人間でしかできないことに注目して、その部分で戦いましょう。ぜひ今回の内容を参考に、これからのライター業について考えてみてください。
また、このブログではライターの仕事に役立つ情報や、レベルアップできる情報を発信していくので、ぜひ参考にしてください。
また、僕は以前こんな本を書きました。
この本では、Webライターのなり方や、文章の基本的な書き方、どうすれば稼げるライターになるのかなどを細かく解説しています。
コーヒー1杯程度の値段で読めるので、ぜひこちらも利用していただければと思います。
ちなみに、KindleUnlimitedを利用中の方は無料で読めますよ。
お買い求めは以下の画像をクリック!