イタリアンローストの特徴や味わい|焙煎度の個別レビュー

イタリアンローストの特徴や味わい|焙煎度の個別レビュー

濃いめのコーヒーを淹れたいと考えている方の多くが、多くの豆を使って抽出しようと考えます。しかし、その方法で入れたコーヒーは、バニラエッセンスをそのまま舐めた時のように、、飲めたものではありません。

それなら、どうすればお店のような濃い味のコーヒーを楽しめるのか?意外と知られていませんが、焙煎度を調整することで、豆の風味を活かしたまま濃い味のコーヒーを抽出することが可能です。

今回は、イタリアンローストの特徴と味わいについて紹介します。実際に僕自身が焙煎し、豆の味わいを紹介しているので、参考にしていただければと思います。

たけみや
たけみや

焙煎する豆は「エチオピアのイルガチェフェ」で統一しています。機会があれば別の豆でも焙煎してみますね。

そもそも焙煎とは?

焙煎については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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簡単に解説すると、コーヒー豆を炒る作業のことです。熱を加える時間を増やすことでコーヒー豆の味が変わるのですが、じっくりと時間をかけて熱を加えるほど、濃い味に変化していきます。

イタリアンローストとは

イタリアンローストは、8段階ある焙煎度の中で最も熱を加えた状態のコーヒー豆です。豆の色はほとんど黒色に近く、表面に油がびっしりとついていることが特徴です。苦味と深み、コクを強調したいときにイタリアンローストに仕上げます。

「イタリアンロースト」と呼ばれる通り、イタリアのコーヒー文化と密接に関わる焙煎方法であり、エスプレッソやカプチーノなどの飲み方に適した焙煎方法です。ちなみに、他の焙煎方法を表にまとめると、こんな感じです。

焙煎度名称
1ライトロースト(浅煎り)
2シナモンロースト(浅煎り)
3ミディアムロースト(中煎り)
4ハイロースト(中煎り)
5シティロースト(深煎り)
6フルシティロースト(深煎り)
7フレンチロースト(深煎り)
8イタリアンロースト(深煎り)  ←コレ

ガツンとくるコーヒーを堪能したい方には、イタリアンローストがおすすめです。

自家焙煎でイタリアンローストに仕上げる方法

次のような時間を意識していただくと、自家焙煎でイタリアンローストに仕上げることが可能です。

  1. 10分間火を加え、1ハゼさせる
  2. 2ハゼが始まってから7分ほど熱を加える
  3. 油分が発生し、豆が黒くテカテカの状態になったら完成

注意しなければならないのは、時間管理と熱の入れすぎです。イタリアンローストを超えてもなお焙煎を行うと「炭」になるので、ちょうど良いタイミングで火を止めなければなりません。

たけみや
たけみや

これだけだと、少しわかりづらいので、写真付きでやり方を紹介しますね。

まずは、生豆に熱を加えます。

火に対して平行に手網を持ち、左右に揺らし続けます。豆の一部だけに火が入りすぎないことを意識し、均等に熱が加わるようにすることが大切です。

薄緑色の生豆が少しずつ茶色に変化していき、豆がパチパチと音を立ててきたら、1ハゼがスタートした合図です。チャフ(薄皮)がヒラヒラと飛んでいきますが、そのまま5〜10分ほど揺らし続けると、次第に音が止みます。

少し見えづらいですが、1ハゼが終わった頃には濃茶色に変化していると思います。そのまま継続して揺らし続けると、煙が発生します。

1ハゼが終わる頃から数えて約7分ほどでしょうか。このくらい継続して焙煎をすると、煙の香りが焦げ臭くなり、空間に充満するほどになると思います。そして、1ハゼよりも小さなピチピチという音が増えていき、鳴り止まなくなったらイタリアンローストの完成です。

色味はこんな感じなので、イタリアンローストに挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

イタリアンローストしたエチオピア イルガチェフェの味わい

イタリアンローストしたエチオピア イルガチェフェからは、チョコレートのような香りがします。豆の状態でも少し焦がしたカカオのような香りを放ちますが、これは豆を挽いた時により顕著に現れます。

たけみや
たけみや

コーヒーではなく、もはやビターチョコレートくらいの感じ。

エチオピアはフルーティーでジャスミン感のある豆ですが、イタリアンローストまでくると、その面影はほとんどありません。

飲んでみると、エチオピアからは想像もつかないコクと苦味が表現されています。そして、やはりビターチョコレートのような風合いも広がります。鼻から抜ける香りは焚き火を目前にして空気を吸っているかのよう。ガツンとくるコーヒーが好きな人には、たまらない味わいとなるでしょう。

おすすめの飲み方

イタリアンローストはエスプレッソやカプチーノに向いている豆なので、本当ならその方法を使って飲むべきですが、、それでは当たり前なので、他の豆と同様にドリップコーヒーで飲む場合におすすめの飲み方を紹介します。

せっかくイタリアンローストの豆を使うなら、是非とも苦味とコクを。ガツンとくるコーヒーを楽しんでいただきたいです。1杯分コーヒーを作るなら、15gの豆に対して14.5倍くらい、220gの湯を使うのがおすすめです。

まず、30g程度、熱々の湯を使い豆を蒸らします。30gを投入してから30秒ほど待つとしっかりと蒸らせると思います。

30秒経ったら、残りの湯をフィルターの中心に注ぎます。発生するガスを楽しみながら、そのまま全てのお湯を注いでいただいて構いません。

全て抽出が終わったら、95〜97度ほどの熱々のコーヒーができると思います。イタリアンローストのガツンと感を楽しむなら、熱々の状態が一番いいと思うので、この抽出方法を紹介しました。

ちなみに、最初はビターチョコのようなフレーバーが口いっぱいに広がりますが、少し温度が下がると、バナナのようなフレーバーが顔を出します。2杯分抽出して、少し温度を下げてからもう一度楽しむのもありですね。

たけみや
たけみや

今回の内容も参考に、自分好みの温度を探してみてください!

まとめ

今回は、イタリアンローストの特徴と味わいについて紹介しました。ローストによって味は大きく変化します。この味の変化を楽しめるのも、コーヒーを豆から抽出する良さだと思います。

自家焙煎をする方や、焙煎所で豆を購入する方は、本記事の内容も参考にしてみてくださいね!