ミニマルだけど機能性抜群なファイル SLITを購入してみた

ミニマルだけど機能性抜群なファイル SLITを購入してみた

こんにちは、たけみやです。

最近は紙を持ち運ばないことが多くなりました。とはいえ、完全に紙を廃止することは難しいですよね。「取引先から紙の資料をもらってどこに保管すればいいかわからない」方や「普段は紙を使わないけど、偶然もらった紙の処理に困る」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ミニマルでおしゃれに紙を持ち運べるSLITについて紹介します。3枚入りで1,320円と、若干値が張るプロダクトですが、こだわりのファイルを必要としている方にはおすすめの製品です。SLITが気になっている方は、本レビューも参考にしてみてください。

素材ポリプロピレン
サイズ315×226×6(A4サイズまで挟めます)
カラーBLACK、WHITE
値段1,320円

SLITの使い方

SLITは一般的なクリアファイルと同様に使えます。ただ単純に紙を挟めば良いだけですが、SLITならではの独特な動作があるため、そちらを確認しましょう。

まずは一般的なクリアファイルと同様に、紙を収納します。

次に、閉じられている部分を下に向けて、机にトントンします。束になった紙を揃える感じのイメージです。

たったこれだけの動作なのですが、そうすることで、本体のスリット部分に紙が入り込み、重力を受けても紙が落ちてこなくなります。

SLITの外観をみていく

SLITの外観を見ていきます。

シボ革の風合い

ファイル表面はシボ革のような風合いです。マットな質感というよりは少し光沢感がある感じ。本体外側には「idontknow.tokyo」とロゴのみが印字されており、無駄な装飾は一切省かれているミニマルなデザインです。

また、写真の通りロゴはうっすら透ける感じで、意識しなければほぼないも同然。

他のプロダクトも統一感があり、購買意欲が刺激されるので(笑)ので、気になる方は以下リンクをご覧ください。

idontknow.tokyo は twelvetoneの角田崇、TENTの治田将之、青木亮作、TAKUBO DESIGN STUDIO 田久保彬 によって20…
idontknow.tokyo

コの字に綴じられている

SLITはクリアファイルよりも綴じられている部分が少ないミニマルな設計となっています。

「コ」の字型に綴じられており、その「隙間」に紙が入る構造となっています。

こんな感じで、ぶらぶらしても紙が落ちることはありませんでした。

少し心許なく感じますが、20枚程度の紙なら開き口を下にしても紙が落ちていくことはありません。おそらく、紙と樹脂による摩擦と精密に設計された密閉性によってこの仕組みが実現されているのだと思います。

マットな質感

外観はシボ革風で光沢のある質感ですが、SLIT内部はマットな黒色です。塗料でも吹いているのかなという感じです。

僕はマットで均一な質感がとても好みなので、所有欲を満たしてくれますね。

SLITを活用するメリット

SLITは少し変わった構造であるため、購入した後のイメージがつかず、購入に踏み切れない方も多いかと思います。そこで、実際に僕が使用してみて感じたSLITのメリットを4つ紹介します。

ファイルをノートとして使える

SLITの専売特許とも言えるのが、「ノートのように使えること」です。SLITには、A4用紙長編が収まる隙間ができています。

そこに用紙を入れることで、パラパラとノートのように紙を確認できます。この斬新な発想に対して対価を支払っても良いほど、うまくできているプロダクトです。

ミニマルでおしゃれなデザイン

耐水性のポリプロピレン素材を使用したSLITは、非常にミニマルな質感です。通常のファイルが100円ショップで10枚入りだとすれば、価格差は132倍。なんとも高額なプロダクトです。

それでも、このミニマルな質感のクリアファイルを持ち運び、スマートに取り出せるのであれば、購入して損はないでしょう。クリアファイルのようにすぐに紛失する心配もないはずです。

紙を出す必要がない

一般的のクリアファイルの場合、求めている用紙を取り出すには、すべての紙を一旦取り出して確認する、もしくは、複数の紙をホールドした状態で探さなければなりません。これは、紙同士に摩擦や静電気が発生しているためです。

しかし、SLITの場合は本体が紙をホールドしてくれているため、ペラペラとめくるだけで必要な紙を取り出せます。つまり、紙を取り出す一手間がなくなると言うことです。

書類に穴を開けなくていい

SLITをクリアファイルではなく、冊子として使用することも可能です。一般的な冊子として保管するタイプのファイルは穴を開けたり、クリアポケットに1枚ずつ紙を収納したりする必要があります。

しかし、SLITなら机にトントンとするだけで紙をホールドしてくれます。

SLITの少し残念なポイント

SLITは、斬新な発想とミニマルな質感が特徴のプロダクトです。購入することで、これまでにない体験を手にできるでしょう。しかし、一方でSLITには2つの残念なポイントがあります。ここでは2つのデメリットについて紹介するので、購入時の参考にしてみてください。

あまり多くの紙が入らない

公式では、「最大20枚の収納が可能」と記載されています。一般的のクリアファイルも20枚程度の収納となっていますが、クリアファイルよりも伸縮性が少ないため、大容量の用紙を保管すると言う用途には向かないでしょう。

ちなみに僕が実験したところ、25枚から30枚程度入れても問題はありませんでした。しかし、SLITのホールド力が強くなり、紙を抜くのが困難になるため、20枚程度を限度とした方が良いでしょう。

少し値段が高い

SLITは、3枚入りで1,320円です。僕のように文房具マニアの方であれば、「1,320円なんて安いもんだよ」と思うかもしれませんが、一般的な感覚からすれば「異様」だと思います。そのため、購入する際は慎重に検討した方が良いでしょう。

とはいえ、SLITは存在感があり、なくしたり捨てたりする心配はほとんどないと思います。一生もののプロダクトに1,320円払うと考えれば、そこまで大きな負担ではないでしょう。

SLITをおすすめしたい人

SLITは、普段あまり紙を持ち運ばない人におすすめのプロダクトです。「たまにもらう紙をスマートに収納したい」と言うニーズに応えてくれます。普段から紙を持ち運ぶ人にとっては、20枚と言う収容枚数はあまりにも少ないと思います。

なので、普段はパソコンを使っている、ペーパーレス推奨派の方で、定期的に資料をもらうタイミングがある方に最適です。ちなみに僕は、普段完全ペーパーレスで仕事をしていますが、ごくまれに資料をもらうことがあるので、リュックサックの中に放り込んでいます。

まとめ

今回は、ミニマルに紙を持ち運べるアイテム「SLIT」について紹介しました。機能性だけでなくデザインにおいてもミニマル思考のプロダクトです。

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