僕は、押入れデスクで1年間暮らしています。最初は殺風景でパソコンとキーボード、マウスしかなかった環境も、好きな空間に変化していきました。
最初は1日3時間座れればいいほど、集中力のない人間でしたが、今は12時間くらい座れます。何かするわけでなくても座っています。
本記事では、僕が押入れデスクを使って感じたメリット・デメリットについて紹介します。押入れデスク環境を構築してみたいと考えている方の参考になれば幸いです。
contents
押入れデスクのメリット
まずは押入れデスクのメリットを4つ紹介します。
- 机の奥行きが広い
- 机の横幅が広い
- 好きなものを立ち上がらずに取れる
- 意外に高さが抜群
主にこの4つのメリットがあると感じています。
机の奥行きが広い
一般的なデスクよりも奥行きが広く取れるため、いろんなモノをおくことができます。僕の場合、デスクに棚を置いていますが、そんなのは通常のデスクでは考えられないこと。割と大きなメリットだと感じています。
オフィス仕様のデスクは一般的に奥行き700mmで設計されていることが多いです。コンパクトなデスクの場合600mmということもあります。
ところが、押入れの奥行きは半間(910mm)となっているため、通常のデスクよりも20cm近くの広さです。
デスクを使用していると、もう少し奥行きがあればパソコン操作しやすいのに…と感じることがあると思います。押入れデスクにすればそういった悩みが解消されるかもしれません。
机の横幅が広い
奥行きだけでなく、横幅も広めに取ることができます。
一般的な襖2つタイプの場合、横幅は180cm程度あります。ワイドモニターや本棚、コーヒースペースなど普通のデスクよりも自由度が高いです。
僕の場合は趣味でレザークラフトをしますが、その分の横幅30cmくらいのスペースを確保できています。もちろん、PCを移動させる必要は一切ありません。また、少しずれればご飯を食べることだってできます。
スペース不足に悩むことなくずっと座ってられるのが押入れデスクの良さです。
好きなものを立ち上がらずに取れる
僕はすごく横着なので、必要なものが必要なところにある状態をいつも目指します。結果、部屋中にものが散乱し、基本人を呼べる部屋ではありませんでした。
しかし、押入れデスクを構築してからは、基本座りながら必要なものを取ることができています。コーヒーも飲めるし、本も読める。おやつも上から取れる。お酒も。
ご飯とトイレ以外立つ必要がないので、いつも省エネで暮らせています。
意外に高さが抜群
押入れの高さは約70cm〜80cm。実際にPCのキーボードが置かれる机でいう天板の部分は、床から90cm程度のことが多いです。
一般的な机と比べると少し高めなのですが、これは姿勢維持にすごく役立っています。肩を痛めずタイピングするためにはどうしても背筋を伸ばす必要があるので、ずっと集中しながら作業ができています。
集中力を上げるには姿勢が肝心と言いますが、無意識で姿勢を維持・作業ができるので、僕的には大きなメリットです。
(少しきつければ、厚めのクッションを用意して高さ調整できるので…)
押入れデスクのデメリット
基本的には気に入っている押入れデスクですが、人によってはデメリットに感じることもあると思うので、紹介しておきます。
- 電気の配線を整える必要がある
- 収納が1つ潰れる
- 最適な環境を作るのに時間がかかる
- 襖をどこにやるか迷う
電気の配線を整える必要がある
もちろん、押入れにはコンセントが設置されていません。また、押入れから割と遠いところにコンセントがある場合も多いので、電源を供給するには長めの延長コードが必要になることでしょう。
コンセントから押入れまでの延長コードが気になるという方は多いと思います。その場合は壁に這わせてコードを収納することで解消できますので、ぜひ試してみてください。(きれいにするには絶妙な長さの延長コードが必要です…)
収納が1つ潰れる
押入れが倉庫の機能を果たしている場合には、ものを断捨離するか、新しい場所に移動する必要があります。収納が1つ潰れてしまうのは大きなデメリットです。
とはいえ、デスクの上に好きなものを置いておけるので、完全に収納としての機能がなくなるわけではありませんが。「収納を潰す覚悟でデスクを構築するのか」と葛藤に悩まされる方は多いかもしれません。
最適な環境を作るのに時間がかかる
自分の好きな環境を構築するのには、思うよりも時間がかかります。実際僕は、現在の環境を整えるのに1年近く使っています。
もちろん、ゆっくり自分のペースで好きなものを集めれば良いのですが、集めるまでに相当の時間がかかることは理解しておきましょう。
また、自分の好きな道具を集めるのは非常に困難で、最初の頃は予想に反して興味のないものを購入してしまうものです。
襖をどこにやるか迷う
押入れデスクを構築する際、襖をどこにやれば良いかで迷うと思います。十分な収納スペースがあれば問題ないのですが、スペースがない場合、部屋のどこかに隠す必要があります。
僕の場合は部屋のくぼみの部分に襖を置いて気になりませんが、置く場所がなくて気になってしまう方は要注意かもしれません。
押入れデスクを1年使ってみた感想
押入れデスクを使ってから丸1年が経ちました。ここでは、僕が1年使ってみた感想を紹介します。
ワクワクしながら仕事ができる
押入れデスクに好きなものを置いて作業を行うと、ワクワクしながら作業ができます。
僕の場合、右手にある古い棚やカメラ防湿庫がお気に入りで、現在も意識しながら作業中です。好きなものに囲まれて作業すると心が満たされるというか、作業中に絶景が広がるというか。
単純な作業机で作業するよりも効率が上がるのは事実です。僕の場合で申し訳ございませんが、時間で換算すると5倍ほど作業に集中できるようになりました。(1,000文字で休憩していた僕が5,000文字まで集中できるようになりました。)
総作業時間で言えば、1日4時間から8時間になったので、もちろん収入も上がりましたね。
好きなものだけをデスクに集約できる
押入れデスクは、好きなものをデスクに集約できます。60cm×90cmほどの一般的なデスクの場合、好きなものだけで作業環境を作るのは難しいです。また、重量制限もあるでしょう。
しかし、押入れデスクの場合、ある程度制限なく好きなものを配置できます。もちろん、重量制限もありません。
そのため、好きなものに囲まれながらストレスなく作業ができるのです。
ものを置きすぎると雑多になる
こちらはデメリットになるのですが、置きすぎると雑多な状態になります。僕は雑多なデスクが好きなので問題ないですが、シンプルなデスクを目指している方は予想に反するデスクになる可能性が高いです。
また、押入れは囲まれた空間ですので、ある程度ものをおかないと未完成なデスクと感じられてしまいます。ミニマリストにはあまりおすすめできない環境です。
まとめ
本記事では、僕が押入れデスクを使って感じたメリット・デメリットについて紹介しました。僕の感想にはなりますが、押入れデスクを構築してから作業の集中時間が増え、環境を整えてよかったなと思っています。
現在の環境に満足していない方は、部屋のものを押入れに移動するだけで簡単にできるので、ぜひ、自分の納得いく環境を作ってみてください。
本ブログでは、今後も押入れ環境に最適な道具を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。