僕はカフェ作業が好きだ。
人々が窓越しに歩いている風景を眺めるのもいいし、ミーティングをしている人がいて、少しガヤガヤとしているのもいい。作業に集中するための触媒として役立っている。
作業に集中することを目的にカフェへ向かうことが多い。でも、たまにカフェが混んでいて、座るまでに時間がかかるから断念することもあるし、そもそも歩くことすら面倒くさくて、作業に集中できないのに家での作業を強いられることもある。
だから、その空間を押入れデスクに取り入れたくて、、擬似的な窓を設置できる「Atmoph Window」の購入を少し前から検討していた。
シーンを選択するだけで、好きなところへひとっ飛び。カフェからの眺めはもちろん、沈んだ遊覧船から海を眺めているような状況を再現することもできる。そんなのを設置できれば、最高の押入れデスクが完成すると思う。
一方でもう1つ、全く別のアプローチで叶えたいなと思っていることがある。それは「異世界のような押入れ(現実からかけ離れた押し入れ)」を作るということ。現時点でも少し異様な作業空間ではあるが、もう少しエッセンスを加えれば、この作業環境が他では味わえない独特な作業空間になってくれると思う。
そうなれば、もうカフェなんかで作業はできない。
そのエッセンスとなるのが、現時点では「マインクラフトの松明ライト」だと思っている。小さい頃、マインクラフトに超絶ハマっていたこともあり、あの世界観が大好きだ。松明ライトを設置するだけでその空間へと少し近づけると思うから、これもしばらく購入しようかなと思っていた。
Atmoph Windowはリアルな風景を映す窓。マインクラフトの松明ライトはアンリアルな雰囲気をプラスするエッセンス。だとすれば、この2つは競合している。
まさに今日、近くのショッピングセンターでマインクラフトのポップアップが開催されていて、松明ライトを見つけ、
そういえば、Atmoph Windowかマインクラフトの松明ライトどっちにしよう。もうそろそろ選ばなきゃな。
と思い出してしまった。
だから今日は、Atmoph Windowとマインクラフトの松明ライト、どちらが良いかを考えるための記事を書こうと思う。残念なことに、この記事を書いたからといって、今日どちらか一方に決まることは100%ないと思う。
あとでこの記事を見返したときにどちらかに心が傾くと思うから、その”いつか”のために、この記事を書いていこう。
ちなみに、僕の押入れデスクはこれで、左側の壁面というのはこの部分を指している。
Atmoph Windowについて
Atmoph Windowは、家のどこにでも窓を設置できる超マニアックな装置だ。その仕組みは簡単で、映像を流すモニターに窓のようなフレームがついているだけ。しかし、フレームがついていることによって実際の窓と見間違えるほどのリアリティを生み出してくれる。
また、窓の近くで耳を欹てているような微かな音も楽しめるため、少しごちゃごちゃした風景と雑音を欲している僕のニーズを見事に満たしてくれる。
Atmoph Window派としての意見
まずは、Atmoph Window派としての意見を展開したい。
Atmoph Windowがいいなと思う理由は3つかな。
- 場所ごと好きな空間に移動できる
- 眺めが楽しい
- デジタルの窓を所有したい
場所ごと好きな空間に移動できる
僕のよく行くカフェは、家から徒歩17分のところにある。一番近いところがそこだから、カフェへ行くためだけに往復30分以上かけている。それなら、その30分間で他の作業をした方がコスパがいいのに…とも思うけど、カフェへ行くのは「気分を切り替えたいから」だから、そんな日に家で集中できるわけがない。
そんな時にAtmoph Windowがあれば、好きな風景を素早く映すことができるし、少し雑音を流すこともできるから、一歩も動かずに空気をガラッと変えられる。
眺めが楽しい
押入れに窓があり、そこから風景を一望できるなんて、どれほど素晴らしいことなのだろうか。
おそらく、これまでの作業体験が一気に変化すると思う。
押入れを前にしてカタカタとタイピングするとき、僕は画面とキーボードに視線を奪われている。アソビがなく「クリエイティブ」という言葉すら、忘れてしまうことがある。
Atmoph Windowを設置すれば、思い詰めた時少し左側を見るだけで気持ちが晴れると思う。
マッキーがいたら、こう言うと思う。「いつもよりながめがいい左に少しとまどっているよ。」
もちろん、別の意味でね。
デジタルの窓を所有したい
僕は、昔から変なところがある。
常人には理解し難いことを成し遂げた時、ものすごく嬉しい気持ちになるのだ。
例えば、スマホのホーム画面に本棚の画像を設置し、タップしたらKindleが表示されるようにしたり、浅草橋で皮革を購入し、自分だけの財布を作ったりという感じ。
みんなに「無駄だな」と言われても、自分は満足している。そういうことが結構ある。
このAtmoph Windowもそれに近いところがあると思っていて、
押入れに窓がついているんだぜ
というのが僕からすれば最高のジョークなのだ。
窓に映る風景はいわゆる「映像」なのだが、、「押入れを突き破って外の風景を映している」と言い換えられるかもしれない。
であるならば、「設置したあと急に時空が歪み、本当に外の風景を映している」という事実を誰が「嘘だ」と証明できるのだろう。
僕の中にいるもう1人の自分が「何を言っているんだ?」と声をかけてくるから大丈夫。まだぶっ飛んではいない。
Atmoph Windowの懸念点
一番の懸念点は価格が高いということ。もっとも安いモデルでも49,280円(税込)だから、結構する。
デジタル窓という機能性が全くないものに5万円近い金額を投資できるのかというと、少し疑問が残る。 購入するとしても、次大儲けできた時かな。
マインクラフトの松明ライトとは
そもそも、マインクラフトを知らない人もいるかもしれないから、そこも含めて簡単に説明しておこう。マインクラフトとは自由度の高いゲームで、建築をしたりゾンビを倒したり食べ物を作ったりと、世界の中で生活を送るゲームだ。
ゲームのルールさえ理解して、そこを踏み外さなければ基本的になんでもできる。プレイヤーの想像力で何か新しい遊びを発明したりできるから面白い。
たくさんのアイテムが用意されているのだが、その中の1つが「松明」だ。洞窟を探検するときに目の前を照らしたり、夜に家を明るくしたりと幅広い用途があるため、マインクラフターからは人気の高いアイテムである。
松明ライト派としての意見
Atmoph Windowについて語りすぎたため、これではAtmoph Windowに軍配が上がりそうだが、、
マインクラフトの松明ライトも昔から欲しかったプロダクトなので、同じくらい語れると思う。
- あの頃を思い出す
- 優しい光がデスクを照らす
- 押入れにあの松明がある
ちなみに松明ライトはこれ。
あの頃を思い出す
中学生の頃、僕はマインクラフトにハマっていた。
iPod Touchに入れていたマインクラフトPEのアプリ。あの頃、友達と通信をしながらトラップタワーやジェットコースターを作っていた。
レッドストーンはなく、仮ネザーしかない時代だったから、僕たちは工夫を施してトラップを作ったりして遊んでいた。例えば、当時はサボテントラップというものが流行っていて、、
サボテントラップは、サボテンの上に看板を設置しその上に砂を設置する。そして、一部分に穴を開けておき、そこに砂や砂利など重力判定のあるブロックを設置すると、重力に伴い、ブロックが落下する。
サボテンは左右にブロックが置かれると壊れる性質があったが、それに伴ってサボテンの上に設置された看板も壊れるため、床面が崩れていくという仕組みだ。
文章だけでは説明は難しいが、このブログがわかりやすくサボテントラップを解説してくれている。
もちろん、みんなサボテントラップの仕組みは理解していたから、その裏の裏の裏をついて、思いもよらない場所を落としたり、逆に上からマグマが落ちてくるようにしたりして、いじめあっていた笑
そんなあの頃を思い出せるのが、マインクラフトの松明ライトだ。
「懐かしい」というのはどんなスパイスよりも仕事に効果があるから、設置したいと思う。
優しい光がデスクを照らす
こんなこと言うと、全国の〇〇ファンの方に怒られるかもしれないが、僕はグッズというものをあまり信用していない。
ファンがいることを良いことに割高な値段をつけて、販売する手法は悪徳商法なのではないか?と思うくらいだ。マインクラフトの松明ライトも本体価格4,400円だから、その類ではないかと疑問視していたが、実際の商品を見たことがある。
意外としっかりしてるんだよなコレが…
ゲームと同じように優しい光が周囲を照らす。機能的にも問題はなさそうだ。
例えばこの方の動画が参考になりますね。
壁面に松明ライトを設置したら、部屋の電気を全部消して作業してみたい。暗い洞窟の中で松明片手にカタカタと作業する夢が叶うかもしれない。
押入れにあの松明がある
先ほどAtmoph Windowの時に紹介した「僕の変な趣味趣向」ですが、こちらもまた満たしてくれそうなんですよね。
押入れの中に”あの松明”があるのは、気持ち的にも結構嬉しいだろうと。
「冒険に出かけてたまたま良い場所を見つけたからここで作業した」的な感じのストーリーが浮かんでくる。男のロマン(なのか?)が詰まっている気すらしてくる。
無我夢中でトロッコを走らせ、ダイヤモンドを探し回ったスティーブに変身した感じ。大人になったスティーブはITに目覚め、リンゴ片手に起業したのかもしれない。
文章ならどう表現してもいいから、またよからぬことを企んで、話が全く別方向に進んでしまう。僕の中にいるもう1人の自分が「何を言っているんだ?」と声をかけてくるから大丈夫。まだぶっ飛んではいない。深夜テンションでも大丈夫だ。
松明ライトの懸念点
最も注意しなければならないのは、この家が賃貸だということだ。調べたところ、ネジやピンを設置しないと壁面につけられないようだから、何か工夫を施さなければいけない。あまり詳しくないが、以下のようなフックを使って設置しなければならないのだろうか?
また、実物もしっかりと見たため可能性は薄いが、僕の押入れデスクに合わない可能性も少なからずあるだろう。4,400円(税込)程度の商品だから購入してもあまり痛くはないが、できれば不要な出費は控えたいところだ。
まとめ
今回は、Atmoph Windowとマインクラフトの松明ライト、どちらが良いかを考えるための記事を書いてみた。この記事を書くために改めて商品について深く調べてみたが、結局実物が手元にないと本当にわからない。
Atmoph Windowは本当にいい商品で、機能や見た目については何もいうことはないが、ただ純粋に値段が高すぎる。出費を抑えるという観点ならマインクラフトの松明ライトの方がコスパは良いが、果たしてそれで満足できるのかといえばわからない。
かといって、2つとも購入するとどちらか一方を使わなくなってしまうかもしれないから、どうすべきかわからなくなってしまった。
この件についてはもう少し悩むべきかもしれない。どちらかを購入したらまたこのブログで紹介しようと思う。いつになることやら。