コーヒーを1日1L以上。さすがに飲み過ぎなので、最近お茶を飲むようにしています。
特に、僕はペットボトルではなく淹れるお茶が好きです。なぜなら、その時間が好きだから。あの時だけは無心で眺めていられる。心が落ち着く瞬間です。同様の理由で、ドリップコーヒーをたっぷり作るため、ほぼコーヒー中毒になってしまったのは言うまでもありません……
今回紹介したいのは、全く新しいお茶体験ができる「刻音(ときね)」です。約1週間毎日使ってみたので、レビューをしてみたいと思います。
日本茶が好きな人や、コーヒー中毒でドリップをやめなければならない人は、ぜひ参考にしてみてください。
材質 | 半磁器(波佐見焼)、耐熱ガラス |
寸法 | 直径95mm×高さ169mm 実用容量:300ml |
備考情報 | 食洗機使用可能 |
contents
刻音とは
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これまでにない新たな手法でお茶を淹れられるのが、刻音です。急須やティープレス、サイフォンなどお茶を淹れる器具は多数ありますが、茶葉を活用してドリップできるのは刻音だけ。新感覚でお茶を淹れられます。
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こんな感じで、茶葉が通らないほどの隙間ができます。
![たけみや](https://takemiyanoblog.com/wp-content/uploads/6e37afce701feca1136f4e24fdbd7180-1-edited.jpg)
沈殿式を採用することで、どんなメリットがあるの?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。一般的にお茶を淹れる場合、茶こしやペーパーフィルターを使用します。
もちろん、それでも問題ないのですが、多少なりとも紙や金属から風味が出てきてしまうでしょう。
刻音は、そう言った雑味を最小限に抑え、お茶本来の甘みや旨みを感じられるのです。
1ヶ月使って感じた刻音のメリット
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刻音を購入してから丁度1ヶ月経ちました。刻音を使用して良いと感じた部分が3つあったので、解説します。
斬新な発想
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今までにない茶淹れ道具です。斬新な発想は、刻音を選ぶ1つの理由になるのではないでしょうか。
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このように、一見、お茶を淹れる道具ではないような、モダンデザインが特徴です。
使われている素材は次の通り。
- ガラス
- 反磁器
![たけみや](https://takemiyanoblog.com/wp-content/uploads/6e37afce701feca1136f4e24fdbd7180-1-edited.jpg)
ガラスともかく、半磁器ってなに?
半磁器は、磁器と陶器が混ざった素材。持った時の手触りが結構良いです。
滑らかだけど、ちょっとざらざらしてる感じ。
フィルターを使わずに
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刻音は、他のお茶入れ製品とは異なり、茶葉自体がドリッパーになる茶具です。少しわかりづらいので、写真で紹介しようと思います。
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こんな感じで、茶葉自体を濾過フィルターとして活用してお茶を淹れることで、お茶の繊細な香りや甘み、渋みをそのままだせます。
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音がいい
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刻音は上部で茶葉を蒸らしレバーを引いて、お茶を淹れます。その際に「ポトポト」という音が鳴り、心地よい時間を過ごせます。
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少しレバーを引けば、ゆっくりと一滴ずつ水滴が落ちる姿を確認できるはずです。また、レバー調整によって水滴の落ちるスピードを変化させることもできますよ。
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「お茶を淹れることが楽しみになる」というプロダクトコンセプトともマッチしていますね。
お茶本来の風味を
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ペーパーや金属の風味が出ず、お茶本来の風味が堪能できるのも刻音のポイントです。深蒸しなら雑味がなくすっきりとした感じ。焙じなら香りが消えることなくお茶に伝わります。
ぼくは、急須やサイフォン、ティープレスなどを使用してお茶を淹れるのが好きで、よくやりますが、どの器具よりも「そのまま出てる感」はありますね。
刻音の残念ポイント
一方で、刻音には残念だと感じたポイントが3つあります。ここでは、残念ポイントを3つ紹介します。
価格
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1つ目のポイントは、価格です。税込6800円と、茶器にしては高い印象があります。
実際、アイデア商品のような色物に対して6800円はきついと感じる方も多いのではないでしょうか。とはいえ、使ってみると、他の茶器とは違う価値を見出せるはずなので、損するかと言われれば、必ずしもそうではないと思います。
使い方にクセがある
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全く新しい茶器なので、ユーザビリティに溢れているかと言われればそうではありません。中には、使いづらいと感じる人もいるでしょう。
実際、最初に使うときは、セットの仕方がわかりませんし、どうやってお茶を淹れるのかもわかりません。説明書必読のプロダクトであることは理解しておきましょう。
とはいえ、操作になれてしまえば、そこまで難しいことはありません。逆に一手間が心地よい時間を作ってくれるでしょう。
茶葉の処理が面倒くさい
茶葉の処理が面倒臭いことには注意しなければなりません。円筒状の穴の中に茶葉が入り込んでしまっているため、茶葉を捨てるのに時間と手間がかかります。
また、本体に結構重量感があり、蓋をつけると少し不安定になるので、キッチンまで運び込む時には不安定さを感じてしまうでしょう。
刻音を買った方がいい人
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刻音はその値段と使い勝手の観点から、万人におすすめしたい茶器ではありません。ここでは、刻音を買った方がいい人の特徴を紹介します。
様々な淹れかたのお茶を試してみたい
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様々な淹れかたを試してみたい人には、刻音がおすすめです。急須やサイフォン、ティープレスなどを使用して茶葉の色々な風味を探求している人にはおすすめです。
複数の茶葉を持っている
複数の茶葉を保管している人にも向いています。さまざまな茶葉を飲み比べることが好きな人にとっては、良い気分転換になるでしょう。
ぼーっとする時間が必要
ぼーっとする時間が必要な「仕事で毎日くたくた」「私は仕事人間です」という人にも刻音をおすすめします。刻音はその名の通り、音を刻みながらお茶を淹れていきます。ポトポトと音を立てているのをじっと見つめるだけでリラックスできるでしょう。
まとめ
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今回は、刻音を紹介しました。刻音は楽しくお茶を淹れられるだけでなく、お茶本来の旨みや苦味が楽しめます。お茶を淹れるのが好きな人や、茶葉の風味を味わいたい方にはおすすめできるプロダクトです。6,800円と比較的値段が高いのですが、長年使い続けられるプロダクトだと思います。興味を持たれた方は、ぜひ購入してみてください。