ブログにコメント欄って必要なの?
コメント欄があることでメリットがあるの?
コメント欄を設置すると、SEO的に効果があるって聞いたけど、本当?
と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、以下の内容をお届けします。
- ブログにコメント欄は必要なのか
- ブログにコメント欄を設置するメリット
- ブログにコメント欄を設置するデメリット
- コメント欄を設置しなくても良い具体的な理由
この記事を最後まで読むことで、自分の運営しているブログでコメント欄を設置すべきかが分かりますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
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ブログにコメント欄は必要?
ブログにコメント欄は必要かどうか、悩む方も多いでしょう。
確かに、コメント欄があることで読者との交流が生まれ、ブログの内容についてのフィードバックを直接受け取ることができます。たとえば、読者が記事に対して感じたことや、質問したいことをコメントとして残すことができるので、ブログの改善点が見えやすくなります。
そして、コメントを通じて他の読者とも意見を交換する場が生まれるため、コミュニティ形成の助けにもなります。また、コメント欄があることで、どのような記事が読者にとって魅力的か、どのトピックに反応があるのかを把握しやすくなります。
しかし、コメント欄を設置することで、上記のようなメリットがある一方で、コメント欄が生むデメリットもあります。メリット・デメリットについては後ほど詳しく解説しますね。
SEO的に効果はあるの?
ブログのコメント欄がSEO(検索エンジン最適化)にどのような効果があるのかというと、実はかなり影響があります。
なぜなら、コメント欄を通じて新しいコンテンツが定期的に追加されるため、検索エンジンはウェブサイトを更新されたものとみなし、検索結果のランキングが向上する可能性があるからです。
事実、英語版オフィスアワーで「Googleはコメントをメインコンテンツとして扱うか、補助的なコンテンツとして扱うのか」という質問に対して、以下のような回答が出ています。
状況にもよるが、ページのメインコンテンツの一部としてみなすこともある。
たとえば、ある記事が「健康的な朝食」について書かれている場合、読者のコメントに「ヘルシーなレシピ」や「朝食でのカロリー摂取」など、関連キーワードが自然と散りばめられることでしょう。
そして、このようなキーワードは検索エンジンがそのページを評価する際の材料となり、結果としてそのページが検索結果でより高く表示される可能性があります。また、コメントは読者のエンゲージメントを示す指標ともなり、検索エンジンにとって良質なサインとなるのです。
つまり、ブログにコメント欄を設けることは、ただの読者参加型の機能以上のものであり、SEO効果を高めるための重要な手段となるのです。
ただし、コメントが記事の内容を邪魔している場合にはその限りではありません。コメント欄が自分のブログにマッチする手法なのかを考えることは重要です。
ブログのコメント欄を設置するメリット
ブログのコメント欄を設置することには多くのメリットがあります。
- 読者同士のコミュニケーションが広がる
- 運営者は不足している内容を理解できる
それぞれ詳しく解説します。
読者同士のコミュニケーションが広がる
ブログのコメント欄は、読者同士のコミュニケーションを促進させる効果があります。読者が互いの意見や体験を共有し、議論を展開する場が提供されます。
たとえば、料理ブログで「夏におすすめの冷たいデザート」についての記事があったとしましょう。コメント欄では、読者が自分の好きなレシピや変わり種のアイデアを共有することができます。
そして、これらの交流は他の読者に新しい視点を提供し、記事の内容をより深く理解する手助けになることもあります。
つまり、コメント欄はただのフィードバックツール以上のものであり、読者同士の結びつきを促進し、ブログ全体の活性化に寄与する重要な役割を担っているのです。
運営者は不足している内容を理解できる
ブログのコメント欄によって、運営者は読者からの反応を直接見ることができ、どの内容が不足しているか、また何が求められているかをより深く理解できるようになります。
たとえば、あるテーマに関する記事が特に反応が良い場合、そのテーマに関連する詳細や新しい視点を提供する追加記事を計画することができます。
また、コメントでしばしば質問されるトピックがあれば、その情報が読者にとって重要であることが示され、運営者はそれに応じてコンテンツを強化することができます。これにより、ブログの内容が充実し、読者の満足度が向上するでしょう。
そして、運営者がこれらのフィードバックを活用してブログを改善することは、訪問者のエンゲージメントを高め、長期的な読者基盤の構築に寄与します。なので、コメント欄は運営者にとっても重要な役割を担っています。
ブログのコメント欄を設置するデメリット
一方で、ブログのコメント欄を設置することには以下のようなデメリットもあります。
- 厄介なコメントが来ることも
- コメント返信に時間がかかる
それぞれ詳しく解説します。
厄介なコメントが来ることも
ブログのコメント欄には多くのメリットがありますが、時には厄介なコメントが投稿されることもあります。具体的には、以下のようなコメントです。
- 不適切な言葉使い
- 攻撃的なコメント
- 本質からズレた誹謗中傷
これらがブログ運営の邪魔になることもあるため、注意が必要です。
対策としては、コメントを承認・非承認で対応することがおすすめです。
たとえば、運営者がコメントを事前に確認し、公開前に不適切な内容はブロックすることが可能です。WordPressのコメント一覧から「スパム」をクリックすることで、不要なコメントを拒否できます。
ただし、コメント欄をいちいちチェックするのは面倒なので、自動的に特定のキーワードを含むコメントをブロックするソフトウェアツール(reCaptcha by BestWebSofなど)を利用するのも1つの方法です。
そして、読者にも明確なガイドラインを設けて、健全なコミュニケーションが行われるよう促すことが大切です。
コメント返信に時間がかかる
ブログのコメントに返信することは、読者との良好な関係を築く上で重要ですが、返信にはかなりの時間がかかることがあります。
多くのコメントに丁寧に対応しようとすると、それだけで一日を消費してしまうこともありますよね。
そういった場合の対策としては、よくある質問やコメントに対する一般的な返信を用意しておくことや、特定の時間をコメント返信に割り当てるなどの方法があります。
しかし、膨大なアクセスのあるブログの場合、テンプレートでコメント返信を行っても手動では追いつかない場合があります。なので、アクセス数の多いブログはコメント欄を閉鎖していることが多いのです。
「押入れの暮らし」ではコメント欄を設置していないが、お問合せからコメントを送ってくれる方が多い
ちなみに、僕が運営している「押入れの暮らし」ではコメント欄を設置していませんが、それでも多くの読者さんからお問合せフォームを通じてコメントを送ってくれます。
つまり、コメント欄は開放していませんが、お問合せフォームが読者とのコミュニケーションツールとして機能しているということです。
また、お問合せからいただくコメントは、公開されるコメントよりも長文であるケースが多く、個人的な意見をしっかりと伝えてくださることが多いです。
なので、これらのメッセージを通じて、読者とのより深い関係を築くことが可能であり、僕自身はブログのコメント欄を開放していません。
まとめ
ブログにコメント欄を設置するかどうかは、それぞれのブログの性質や運営者の意向によります。
コメント欄は読者との交流を深め、SEO的にも効果的な場合がありますが、一方で管理が必要であり、不適切なコメントを防ぐための対策も必要です。
また、返信に時間がかかるという問題もあります。そのため、コメント欄を設けることが、自分のブログにとって最良の選択かどうかを慎重に考えることが重要です。
最終的には、自分のブログにとって最も効果的な方法を選択することが大切です。
とはいえ、価値のある情報を提供し続けていれば、コメント欄を閉鎖しても、お問合せフォームから連絡をいただけると思いますよ。