久しぶりに取り出した航海灯が最高すぎて文筆へのモチベーションが維持できる話

久しぶりに取り出した航海灯が最高すぎて文筆へのモチベーションが維持できる話

普段僕は押入れで作業している。

押入れデスクを構築する際にIKEAのクリップ型ライトを購入したものだから、それを使って作業を続けていた。

しかし、あるとき「航海灯(実際に使えるよう治されたもの)」に骨董市で出会った。

「オブジェとしての古道具にお金をかけるのはどうなのか?」という気持ちでありながらも「いや、使える道具なのだから有効活用ができる」という気持ちも。

とにかく見た目が良かったので、その場で購入しなければならないという衝動に駆られていわば、理性的な自分を押し殺して購入に至った。

それから1年ほど経っただろうか?それまではオブジェとして押入れデスクに設置しているだけだったのだが、ふと

たけみや
たけみや

そういえば、ちょっと付けてみようかな

と思い、デスクの上で点灯したところ…暖かい穏やかな光が。「これは作業に集中できる」と確信し、それからは航海灯で仕事や趣味をしている。

航海灯との出会いは1年前の大和骨董市

航海灯との出会いは1年ほど前に行われた大和骨董市だった。僕は古道具屋、骨董市、蚤の市といったアンティーク関連のものが置かれているイベントに目がない。仕事がある程度落ち着いていて、気分が乗ったらそういったイベントに伺うことにしている。

その日は大和骨董市が行われると聞いていた。最寄りから大和までは結構な距離があるからギリギリまで迷っていたが、衝動は抑えられるわけもなく…

約2時間かけて電車で大和骨董市へ向かった。

のちの予定もあり、あまり時間が取れなかったため、とりあえず会場を流し見した。駅の東西に約300の店舗が出店しているとのことで、そんなのを1つ1つしっかりみていたらいくら時間があっても足りない。

細々としている店舗であっても1〜3分くらいの時間で、見逃しているものは仕方ないから目につくものだけを追っていたら航海灯に出会った。

思わず2度見してしまった。錆びた鉄のビジュアルが僕の興味関心を大きく刺激したし、しかもサンプルで点灯していたライトがあまりにも綺麗で…

そして、なぜこんなに古いものなのにライトを使えるのか?と質問したところ、店主さん曰く、使えるように配線を組んだのだと。

「古いものを大切に使い続ける」というエコロジー的な思想にもやられてしまった。

店主との話

僕は骨董市などでアンティークグッズを購入する際には、店主との話も大切にしている。同じような趣味の人と話せる空間で、いつも心地良いから、しばらく話し込んでしまう。

今回の店主は、毎月大和骨董市に合わせて山梨から車を走らせてきたらしい。普段は農家をやっていて畑仕事だが、骨董品がものすごく好きだから、イベントがあったら定期的に顔を出しているのだそう。

山梨には友人と何度か旅行に伺ったことがあるので、その話もした。山梨の梁川駅でこの間泊まったことや、定期的に山登りをしていることなどを。

そうやって話している間に、少しずつ店主と心の距離が近づいた気がする。結局、

お客さん
お客さん

君はヤングだから、少し負けてあげるよ

いうことで、通常価格7,000円のところ、6,000円に負けてくれた。お互いに納得した上で購入者により安く提供するという「負ける」文化も僕が骨董市系を好む大きな理由だ。

次大和骨董市に行くことがあったら、またあのお店で商品を購入したいなと思う。

航海灯は押入れをしっかりと照らしてくれる

1つの電熱球だけのシンプルな構造だから、そんなに光らないだろうと甘くみていたが、IKEAのクリップライトよりも普通に明るく部屋を照らしてくれる。

天井についている室内照明とまではいかないが、仄暗い状態を少し保ちつつ必要十分な光を放ってくれるので、押入れで作業する分には最高だ。

そして、熱球が使われているため、周辺が若干暖かくなるところもこの航海灯を好む大きな理由だ。